なつくん、人探しだ。
近所の人が居なくなった。
近所の人と言っても我が家からは2kmくらい離れてるから在所は違う。
私も面識は無くて知らない方。
でも顔写真を見ると見たことある方だ。
毎年私がブログに載せている市場公園の通りの芝桜を管理したり色々と地域に貢献されている人物のよう。
その方はもう御歳90才でご高齢。
お昼には家で確認できたらしいが目を離した隙に電動自転車で外出してしまったみたい。
夕方6時頃になっても帰って来ないので携帯に連絡を取るとどうやら山のどこかに居るということ。
花を管理したりしているので山土を取ってきたりするそうだ。
所持している携帯はガラケーなのでGPS機能が無い。
居場所確認のために電話を掛けてもらったらその電波を近くの電波塔がキャッチ。
電波が飛んできた方向の範囲も大体わかり、捜索範囲はそこから1~3km程度。
スマホは電波が弱いので1km程度らしいがガラケーは電波が強いので3km程度と範囲が広いみたい。
夜中も電話していたので電池切れを早めてしまったようだ。
手掛かりは茶色のポーチを掛けていて茶色の電動自転車で外出。
携帯では川の流れの音がしていてズボンが濡れたという会話の状況から川沿いであること。
電動自転車の電池が切れたので乗り捨てて歩いているということ。
しかし、少し認知があるみたいなので曖昧な情報かも知れない。
当消防団は居なくなった夜の11時から深夜3時まで捜索したらしいが見つからない。
翌日も市場町の消防全分団、消防署員、警察署員、ヘリコプターで山間の川沿いを捜索したが見つからない。
捜索二日目は隣町の阿波町の分団も協力してくれ、山ではなく今度は町の中を分担して捜索。
しかし手掛かり無し。
目撃情報がほとんど無いので町中ではなく恐らく山の中が有力だろう。
乗り捨てたと思われる電動自転車が見つからないというのが不思議である。
電動自転車は40kmくらい進むらしいが電波を拾った電波塔は山間の少し入った場所なのでそう遠くではないはず。
明日は捜索3日目最終日となる。
まだまだ朝晩は冷え込む。
ご家族も眠れない日が続くだろう。
今も人知れず探しているかも知れない。
どうか生きていて欲しい。