さて、続きを書くぞ。
3面図展開までは、とりあえず出来た。
そこで、これらが本当に現場で使えるデータ
なのかを検証しようと思う。
車輌側面図をアウトラインを抽出してみよう。
TOOLSには "セレクトチェイン"と言うコマンドがある。
<選択した図形要素とそれに接続する(連結する)次の要素を
自動に探し出しくれる機能>
これを用い外周ラインの一つを選択してみた。
すると、本来1発で外周が選択されるはずだが、今回は
中央の図の様に、部分、部分で途切れて抽出された。
これらは、受け取ったモデルがソリッド化出来ない事が原因で
曲面と曲面の間に何らかの障害があったからである。
<これ以上詳しい説明を入れると、読んでもらえないと思うので
省略するぞ>
そこで、その繋がらない部分のみ、CAD編集をした。
画面3断面中一番上の白い線がそれである。
比較的短時間で処理が可能であった(ソリッドデータで
受けられれば、1発で抽出出来たかと思われる・・)
さっ、それではこの抽出したデータでCAMオペレーション
をしてみよう。
今回は、あえて別なシステムへデータを移動しよう。
TOOLSからDXFデータを吐き出し、2DCADへ移動した。
何の問題も無く、移動出来た。
WE(ワイヤー放電加工機)用のデータを想定し、CAM
オペレーションをやってみよう。
スタート位置を作り、複数コピーを取ってみた。
続けて加工定義・・画面省略・・
写真上が、加工軌跡のシュミレーション結果だ。
クルッと一周パスが出た事が分かる。
どうだろう、問題なく加工データを出すことが出来た。
一応、使えるシステムだ。 と言うのが分かって
頂けただろうか。
ちなみに今回は、サーフェス面群から 輪郭を抽出したので、
重複線が出てしまった。
なかの形状を利用しようとすると、ちと編集に手間取ると
思われる。
大抵のCADは重複線削除機能があるので、これを上手く
使うと、楽に作業できるぞ。
ここまで、読んで、頭が痛くなった方が居られたら
申し訳ない。 NCCCはこんな泥臭い ベッタベタの
製造業で働くおやじ。いや、社長であ~る。
よろしければ、またお付き合いくだされ。
尚、今回も、専門用語が所々に出ていけど用語説明は
また別な機会に・・・
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難しいかもしれませんが興味わきますね^^
これが具現化されていくとなると、
いくらコンピューターでも緻密な作業になってきますもんね。
自分にできないことができる人って尊敬ですね^^ぽちっと
これでシリーズ3回目だ。
画面つきなのだとてもよかです。
>ベッタベタの製造業で働くおやじ。
私は今回もベッタベタで記事を読んでいた。
これからもベッタベタでとても人相が良いNCCCおやじサンに期待するんだ~。
私がスリッパ息子だけに。
それではポチッをオス!!
いつもコメントありがとうございます。
実は、専門的な内容を書くにはちと抵抗が
ありました。予備知識があれば 読んで
いてもある程度理解できると思うのですが
これらを読んでまったく分からない方もいる
んじゃないかと・・・
しかし、CAd/CAM工場通信としては、メイン
テーマの一つですから、できるだけ連張りはせず、(飽きられるので)たまに、まじめに語らせて
頂きます。
スーパー息子さん、まだまだ若いつもり
ですが、子供二人もいれば立派なオヤジでかね。
ちなみに、ミナロ社長より2つ年上ですわ。
ちょっと告白・・・
私の使ってるCADは2次元まで。
どちらかと言えば、ローテク職人ワザの世界ですので、こういう世界、おもしろいです。
さんにお願いしました。彼のモデリングセンス
は抜群です。もしライセンスがあるとしたら 国内A級は勿論、国際級の腕前があると思います。
今後、こだわりの自社製品を出すそうです。
今から楽しみですよ。