「もっと遠くに行きたいなぁ」とか「帰るの面倒くさいなぁ」と考えた時、出掛け先で一泊すれば良いと思いました。
しかし、その度ホテルに泊まるのではお金がかかって仕方ない。
ならば!
キャンプすればいいじゃない!
キャンプ場の方が安いし、テントを買ってもツーリング2~3回で元が取れる!
…なんて浅はかな考えなんでしょう。それがキャンプを始めたきっかけでした。
なので最初はテント、寝袋、マット、チェアー、テーブルだけを持ってキャンプ場に行っていました。
飯はコンビニ弁当!ガスバーナー?焚き火台?いらない!とにかく寝れればいいじゃない!
回りの人からは「それはキャンプではなく、野宿だよ」とよく言われました。
その頃、キャンプ場に着くと必ず臭ってくる炭臭さが嫌いでした。そして帰ってくると服にこびりついてる炭臭さも嫌でした。
キャンプ場の夜、回りのサイトは例外無く、どこも炎が揺らめいていて、自分のいるところだけが真っ暗、もしくは無機質なLEDの明かりに照らされていました。
どこからともなくやってくる煙。
「臭い臭い!あーやだ」。
…はい、そんな私が
「わーい!焚き火大好き!ヤッホーイ!」人間になったのは、ホームセンターで見かけた、ある焚き火台がきっかけでした。
続く…