馬とお昼寝

他愛ない毎日の日記と、旅行と福袋とちょこっと映画のブログです。

LIMIT OF LOVE 海猿

2006年12月29日 18時44分25秒 | 映画
LIMIT OF LOVE 海猿を見ました。
一作目の映画がとてもヒットし、ドラマにもなった海猿の2作目の映画で、これも興行的にはヒットしたようです。
海上保安庁のダイバー達と題材にした日本映画で、原作は人気の漫画です。

嵐の海での救助で一人助けられなかったことを悔やんでいる大介は、結婚を控えたフィアンセともうまく行かなくなっていた。
そんな時、座礁したフェリーへの救助へ向かう。
しかし大介は同僚(?)の吉岡(そんな名前だったと思うんですが・・・)と、二人の客(一人は売店の女性)と一緒に四方を水と火に囲まれた一室に取り残される。
無事生還することが出来るのか・・・?、と言うストーリーです。

一作目は、まだ大介が海上保安庁のダイバーになるための訓練を受けている真っ最中で、辛い訓練や若い彼らの恋愛や仲間の死など、テンポもあったし、彼らの受けていたのと同じような訓練を私も学生の時に受けていたので懐かしさもあり、とても楽しく見れました。
なのでドラマになった時も見ていたのですが、ドラマは途中からもう臭くて・・・
3話目ぐらいから見なくなりました。

でも映画はヒットしたし、できも良いだろうと思って見た今回2作目・・・・・

なんだかなあ・・・・

座礁したフェリーに救助のため乗り込んでいくとこまではいいです。
でも、避難する人たちに押されて怪我をした妊婦への対処がまずいただけないです。
他の客の不安をあおるから、額の出血を手当てしましょう、と、別室に彼女を連れて行きます。
でも一刻を争って避難すべき状況なのだから、他の客の不安をあおるなら、ハンカチなどで額の怪我を押さえて隠すようにして、妊婦なのだからちょっと優先的に避難させてあげれば済むことでは?
それをわざわざ他の部屋に連れて行き、しかものんびりとやることの遅い事・・・
そして、売店の店員である彼女の誘導で駐車エリアに入ってしまう。
他の客たちがどんどん避難しているのだから、そっちに合流すべきでは?
結果的に車にいた客の男と、助けに来たはずの吉岡とどうにもならない部屋に取り残されてしまいます。
客の男が、「お前、何しに来たんだよ!」と怒鳴りますが、まさにその通り~~~。
妊婦が取り残されたのは大介のせいだし、救助にきたのに脱出口がわからなくなってしまう吉岡も・・・

もう、いちいちやることなすこと、トロいです。
外で指揮している上司達も判断遅いし、主役の大介はきりきり働かないし、お前ら、一刻を争う状況だってわかってる???
何でこんな切羽詰ってる時に、いちいち長々しゃべってるの?
しかもしゃべってる間は回りの者もボーっと聞いてる。
仕事しろよ!!
周りに放送されちゃった大介のプロポーズだって皆回りのものはボーっと聞いてる。
しかも長い!
終わってからばたばたと仕事を始める。
助かるものも助からんわ!!

なんかね・・スピルバーグの感動物の映画を彷彿とさせます。
彼の映画はエンターテイメントの部類のはいいんですが、感動物は、感動させよう、感動させよう、と言うのが見え見えでしらけちゃうんですよね・・・
この映画もそうです。
感動させようと言うのが表に出すぎ、登場人物しゃべりすぎ、間が長すぎ。
一刻を争う切羽詰った状況に水を差し、見ていて全く危機感が感じられません。

吉岡を救出に行った時だって、「あいつの酸素はもうぎりぎりなんです!!」って言ってたくせに、見つけたときものんびり手を差し伸べたりして握り合っている。
先に新しいタンクのレギュかませてやれよ!!

私はたいてい、大事故物や災害物は怖くて泣きが入りますが、この映画はもう突っ込みどころが多すぎて、感情移入してる暇ありませんでした(笑)。



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