馬とお昼寝

他愛ない毎日の日記と、旅行と福袋とちょこっと映画のブログです。

乗りおさめはバンデラス?

2006年12月30日 10時33分54秒 | 乗馬



木曜日が今年の乗りおさめでした。
リンゴを持ってクラブへ。
配馬はなんとバンデラス!!
写真のハンサムボーイです。

彼は実は全然違う名前なんですが、彼が初めてうちのクラブに来た時首が隠れるぐらいのロン毛で、黒くて長いたてがみがウエーブがかかっていてメキシカンなイメージだったので私は勝手に彼をバンデラスと呼んでいます(笑)。
残念ながらそのロン毛はうちに来てすぐ短く切られてしまい、以降のばされる事は有りません。
お顔もとても整っているハンサムで、乗りやすくて軽くビジターさんにも会員さんにも人気の有る馬です。

しかし・・・!私は彼が好きではありません。
彼にはもう一年近く乗ってないし、全部で4鞍か5鞍ぐらいしか乗ったことはありません。
好きではないので乗りたいと思ったこともありません。
なので今年の乗りおさめがバンデラスとわかってちょっとがっかりしました。

テストが終わってまた障害を再開したいのに、隣の工事はまだ終わらないし、物見の激しいカラフルでは外で障害を跳ぶことはできません。
室内で跳べばいいことですが、どういうわけか最近は室内では跳べない事になっているようでさせてもらえません。
以前は室内でも3つぐらいのコースを組んで跳んだりしたんですけど・・・
カラフルに乗る限りいつまでたっても跳べないので、先生が外で跳ばせてやろうとバンデラスを配馬してくれたのでした。

確かに好きな馬ではありませんが、ずっとカラフルだったので他の馬にも乗りたいし障害も跳びたい。
乗りおさめだったからちょっとがっかりしたけれど、それはそれで、バンデラスで跳べるなら跳びた~い!
実は私はバンデラスの跳び方が苦手。
彼はどーっと突進して、ドーンと上に跳びあがる跳び方だったのではっきり言って怖いし、怖いと思うと先跳びになってしまうので悪循環だったのです。
でもその怖い跳び方はかなり改善されて最近は良い跳び方になってきた、とも聞いていたので、なら大丈夫かなあ、と思いながらバンデラスを出してきました。

彼もガウガウ馬ですが、カラフルに比べたら全然かわいいものです。
今うちの馬で、カラフルほど凶暴な(お手入れの時に)馬はいないでしょう(笑)。

鞍を載せてから、あれ?TDで良いんだっけ?
ずっと彼に乗っていないので、バンデラスの装備がわかりません。
前のレッスンから戻った先生に聞きに行くと、先生は外馬場の方を見ながら、
「・・・・・ちょっと待ってください・・・・風が強いな・・・
外で障害やろうと思ったんですよ。
でもテリー(バンデラスの名前)は風が強いと暴れるんで、室内でカラフルに乗りましょうか。」

結局バンデラスの鞍をはずし、先生が出してきたカラフルに乗ることに。
乗りおさめがカラフルなのはうれしいけれど、久々に跳びたかったからちょっと残念。
それにしてもバンデラスってそんな馬だったっけ???
私も4鞍ぐらいしか乗っていないので、彼の全てを知ってるわけではありませんが、若いけれど物に動じない乗りやすい安定した馬だったイメージが強いです。
一年近く乗っていない間に変わったのかしら?
そんな風ぐらいでぶっ飛ぶような馬ではなかったように思うのですが・・・

いつものようにガウガウ馬のカラフルにブラシをかけていると、もう時間が過ぎてしまったので先生が馬装を手伝ってくれました。
するとおりこうになるカラフル。
・・・・やっぱり私はなめられてるんだ・・・
馬上でもなめられ、地上でもなめられてる・・・(涙)
最悪・・・
かなりショックを受けました。

いつもは折り返しをつけるのですが、バンデラスのために持って来ていたTDマンを先生がそのままカラフルにつけてしまったので、
「あれ?TDでいいの?」
「はい。TDでやりましょう。」
TDで大丈夫なのかな・・・・?
最近カラフルに乗れるようになってきたから、先生もTDで良いと思ってくれたのかな・・

しかし・・・!!
やっぱりTDではだめでした。(号泣)

速歩のときからたまに頭が上がってしまいます。
「上がったら手の中で左右に持ちなおしてハミを受けなおさせてください。
そのとき脚も押さないとだめですよ。
前に出しつつ、引くんじゃなくて手の中でやって下さい。」
気をつけて乗ると、たまに上がるもののすぐに戻すことが出来るようになり、上がる頻度も少なくなりました。
なんとか速歩は大丈夫。

でも駈足は・・・やっぱりだめだめになりました。
走ってる間に頭が上がってきます。
折り返しをつけている時は上がった直後に速歩に落ちますが、今日は着けていないので上がりっぱなしでの駈足になります。
つまり手の内に入っていない駈足です。
TDマンはつけているのでむちゃくちゃ上がったりはしませんが、それでもいつもと比べると全然違う。
何とかいつもの感じで走らせようとしますが、2周目辺りから頭が上がってガーっと行かれそうになります。
やっぱり折り返しがないとだめ・・・
「Kさん(仲良しの障害の会員さん)は、この馬はハミを受けやすいから折り返し無しでも平気だよ、って言ってたけど全然無理。
私は折り返し無しじゃだめ~~。」
と先生に泣き言を言いました(情けな~)。
先生もいいかげん大丈夫だろうと、TDマンにしたんだと思うのにがっかりしたよね。
進歩ない生徒で申し訳ないです

戻る時先生が、「お手入れの時ひどいようならがーンと怒っていいですから。」
「この間怒ってみたんだけど、中途半端だったようで返り討ちにあったの。それで馬が勝っちゃったのでますますひどくなっちゃった(涙)。」
でも先生は私のレッスンが押したので(馬を変えたから)すぐ次のレッスンにでなくてはならず、カラフルの状態を見てはもらえませんでした。
馬装をといて水をあげ、顔を拭いて、そこまではよし。
汗をかいた身体を拭いてあげようと繋ぎ場の彼の横に入ろうとしたとたん、跳びあがって後ろ足で回し蹴りをし、そのままガーっと身体を幅寄せしてきました。
「何するの~~!危ないでしょ!!」
と、あまりのことに外に避難してタオルでたたくと、近くにいたスタッフの男の子が、「もっとガツンと怒らないとだめですよ。」
「どうしたらいいの??」
するとそばにやってきてくれ、「軽くたたくんじゃなくてもっとガツンと。ぐーで。握りこぶしで鼻面をガン!!ガン!!と殴って下さい。」
ひ~~~~

彼はカラフルの前まで来ると、無口を押さえて私の代わりに3回ぐらい殴ってくれました。
おとなしくなるカラフル。
その間に身体を拭く私。
「ありがとう、おりこうになった。」
「その馬は人を見ますから、この人なら大丈夫と思われるとどんどんやられますよ。危ないですから、悪い時は殴っていいですから、わからせないと。最近調子に乗ってるんですよ。」
「そうだよね。なめられてるんだよね。
前はこんなじゃなかったのに最近怖くて・・・
元々お手入れ嫌いの馬だったけど、こんなにひどくなかったのに。
さっきも○○ちゃん(私の先生)がそばにいるとすごくおとなしくお手入れさせたの。
私だけの時はガウガウなのに。
なめられてるんだなあと思った。」
「なめられないように、この人は怒らないと思われないようにしないと。」

その後彼がどこかへ行ってしまい、私と二人きりになるとまた凶暴な馬に戻りだしました。
なめられないようにしないと・・・
しかし動物をぐーで殴ったことなんかありません(涙)。
声で怒っていると、やっぱりまたすごい勢いで襲い掛かってくるようになってしまいました・・・
え~い!
遠慮してしまってたいして力は入ってなかったと思いますが、覚悟を決めてぐーで首の辺りを殴りました。
その時のカラフルの顔!
私は殴らないと思っていたのに、びっくりしたのでしょう。
初めて殴ったので力はたいしたことなかったけれど効果は抜群でした。
とってもおりこうになりました~~
よしよししていっぱい褒めて、手早くお手入れを済ませ、馬着を着せて馬房に戻してからいっぱいリンゴをあげました。
今年はこれでお終いです。
来年はもっと上手になれますように。




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