馬とお昼寝

他愛ない毎日の日記と、旅行と福袋とちょこっと映画のブログです。

2007年4月1日 台湾5日目

2007年04月09日 00時06分39秒 | 旅行
朝4時ごろ、王子の声で目が覚めました。
この上風邪を引いたりしないように、夜中に何度も目を覚まして布団をかけなおしているので、そのときも枕からずれている王子を元に戻して布団をかけようとして、ふとシーツが濡れているのに気づきました。
黒っぽいしみ・・・
鼻血でした。
がばっと跳び起きて、王子の顔を見る、
鼻から血が出てる。
急いでタオルをぬらしてきて血で汚れたところを拭き、血の出ているほうの鼻の穴にティッシュを差し込み、頭を低くして寝せました。
しかし血はぜんぜん止まらず、何度ティッシュを変えてもどんどんあふれてきます。
どうして止まらないの?
おかしい、こんなに止まらないなんて・・・
ご飯も満足に食べれてないのに、こんなに血が出たら死んじゃうよ!!!
一瞬パニックになってぼろぼろ泣いてしまい、それからふと冷静に戻って、いやいや、鼻血では死なないから・・・と自分に突っ込み、せっせとティッシュを変え続けました。
約20分間、出まくっていた鼻血はやっと止まりました。

なんか怖い病気かもしれない。
下痢と関係が有るのか???
とも考えましたが、下痢と鼻血は関係なさそうに思えるし、暑がって布団から出てしまう王子に、私が夜中に何度も布団をかけなおしたのが原因でのぼせたからだと考えるのが、一番ありえる話だと考え直し、また二人で寝直しました。

とりあえずあれからは下痢していないので、下痢そのものは止まったと思われます。
朝起きて顔を洗いながら、ふと、王子の下痢騒ぎでもう一人の友達に電話するのをすっかり忘れていたのを思い出しました。
電話しなきゃ。
それに、今になって、やっぱり二つ目の乗馬クラブにも行ってみようと思いはじめました。
一つ目のクラブ同様、仲の良かったイントラやスタッフや会員は辞めてしまっているけれど、それでも知っている人はいるはずだし、会いたい馬もいるし(いるかいないかはわからないけど)。
王子の調子が良いようなら、クラブへ行ってみよう。
それに友達にも連絡してみよう。

持って来た友達の電話番号にかけてみましたが、「この番号は使われていません。」と繰り返すばかり・・・
なんと・・・電話番号変わっちゃってる・・・
ジェシカというこの友達とは、一年ぐらい前にメールのやり取りをしたのが最後。
彼女は台湾人ではなく、台湾人を夫に持つフィリピン人です。
ジェシカは北京語はぺらぺらだけど漢字の読み書きが出来ないので、メールは全て英語。
私は英語が苦手なので、メールの返事を書くのが億劫で、のばしのばしにしている間に忘れてしまってそのままになっていたのです。
ひ~~、電話番号変わってたら連絡取れないよ~~。
もう一人、電話番号を忘れてきてしまった友達の小美も、ジェシカに連絡が取れればきっと何とかなると思っていたの(二人は知り合いなので)に、二人ともどうにもならなくなってしまいました。
ああ・・・馬鹿な私・・・

がっかりしながら王子を起こして朝食を食べに行きました。
王子はまた嫌いなおかゆを嫌そうに食べていましたが、食べ終わったぐらいから「すごくおなかが痛い・・・」と言い出しました。
もう下痢は止まっているけれど、胃腸が弱っているからでしょう。
とても2つ目の乗馬クラブに行けるような状況ではありません。
痛がる王子を見て、病院に連れて行こうと決めました。

昔王子がかかりつけだった小児科の診察券をもしもの時のために持って来ていました。
診察券には日曜日もやっていると書いてありますが、3年経っているので変わっている可能性もあるので電話をし、開いているか聞くと、12時までなら開いているとの返事。
すぐタクシーに乗って病院へ向かいました。
この小児科の先生は、日本人としか思えないほどの流暢なイントネーションで日本語を話す台湾人です。
以前と変わらぬ穏やかで優しい話し方で、この先生に会うだけでほっとします。
やはり食べ物に当たったとかではなく、流行の胃腸炎だそうで、痛み止めと下痢止めと整腸剤をもらいました。
旅行用の傷害保険には入っていませんが、台湾は医療費が安いので日本で健康保険を使って病院にかかるのとあまり変わらないぐらいで済みます。

薬を飲ませてタクシーでホテルに戻り、部屋で寝かせ、私は一人で買い残したものを色々買出しに回ることにしました。

一枚目の写真は南京東路に出来たドームです。
私が住んでいるときはまだ建設途中でした。
残念ながら中には入らずじまいで、外からだけ写真を撮りました。

午前中かかって、あちこちに走って色々買い物をし、ホテルに戻ると王子は薬が効いたのか元気になっていました。
せっかく台湾に来たのに、王子は3日目から何もおいしいものを食べられなかったし、夜市だって急いでゲームをしてあわただしく帰らなきゃならなかったりでぜんぜん楽しめなかった。
あんなに楽しみにしていた台湾なのに、かわいそうで、日本に帰っておなかがすっかり治ったら、おいしいものいっぱい食べようね、台湾にもまたおいしいもの食べに来ようね、というと、さびしそうにこっくりうなずく・・・
何とか王子を喜ばせてあげたい・・・

そう考えて思いついたのが、101に登ること。
私は高い所が大嫌いだし、上る料金はバカみたいに高い設定なので、101など登る気は最初から毛頭ありませんでしたが、もし王子が上りたいなら喜ばせてあげたい。
世界一高い展望台に上ったら、お友達にも自慢できるのでは・・・
そう思って聞いてみると、「上ってみたい。」との答え。
じゃあ、行こう!!

お昼を過ぎているので、二人ともおなかがすいていました。
王子にうどんとパンとどっちがいいか聞くと、パンがいいというので、新光三越のジョアンへ。
台湾のパンはまずいんですが、ジョアンは日本のパン屋で、製法も日本と同じなのでおいしいです。
日本のパン屋は他にも山崎などがSOGOなどに入っていますが、おいてあるパンはほとんど「台湾のパン」なのでいまいちです。
なので、パンが大好きな私は昔住んでいた頃、ジョアンが出来た時、どんなにうれしかったか!!!
ともあれ、王子が選んだパンを買い、地下のフードコートで食べさせ、私は同じフードコートで牛肉の伴飯を頼みました。



これです。
これは台湾ではなく、韓国の定食ですが、大好きでしょっちゅう食べてました。
肉は牛、ブタ、鶏から選べますし、3種類のトッピングもたくさんある中から選べます。
目玉焼きは必ず載ります。

私が食べていると、王子が「ご飯の所だけ食べちゃだめ?」
おお~、食欲が出てきた~
うれし~~。
このところずっと、食べれない感じだったから。
でも、トッピングもお肉もいきなり食べるとまた下痢しそうなのでご飯の所だけ少し食べさせました。

フードコートにはマクドナルドもあり、ハッピーセットのおもちゃを見てきた王子は、「コナンのグッズだよ!!」
日本でも金曜日から始まりましたが、名探偵コナンのグッズがハッピーセットについてくることになっていて、4種類あります。
日本でやるかどうかわからなかったので、これも普段なら、「そんなのいらないでしょ!」で済ませるところですが、王子を喜ばせたい一心で、マックの小姐に食べないでおもちゃだけ買えるかどうか聞いてみると、買えるとの返事。
なのでコナンのメガネと探偵バッジを買ってあげました。

それから101へ。



101の下の方のショッピングモール部分の吹き抜けです。
吹き抜けが多い造りなので、とても広いです。
展望台には5階でチケットを買い、専用エレベーターで上がります。
チケットを買うのもエレベーターに乗るのも並びました。
チケットは大人350元(約1300円)、子供320元(約1200円)。
むちゃくちゃ高いです!!!
しかも、子供料金がたった30元引きとは・・・せこいっ!!

専用エレベーターは世界一の高速エレベーターです。
並びながら王子は大興奮して、きゃっきゃとはしゃぎながら怖がっていました。
ジェットコースターじゃないんだから・・・

でも本当に速かったです。
耳抜きが間に合わないほどです。
5階から89階まで、わずか37秒という恐ろしい速さです。
こんな恐ろしいエレベーターのエレベーターガールは嫌な仕事だなあと思いました。




展望台から見た光景です。
左側に見える黄色の平べったい建物が国父記念館です。




展望台には101グッズを扱ったおみやげ物屋がありますが、値段が高すぎます。

これは珊瑚を扱ったお店に展示されていたもので、珊瑚で作られた巨大なオウムです。



なぜ101の展望台で売る???
わけわかりません。

展望台から降りてきて、地下のおもちゃ売り場で、目をつけていたマクファーレンズドラゴンズのリミテッドエディションを買って戻りました。
これはシリーズ1の時のリミテッドエディションで、すでに日本では完売状態です。
それがここでは、売れ残っていたせいか格安で売られていました!!!
超ラッキー!
一日目に見つけて絶対買って帰らねば!と思っていたのです。
でかい箱入りなのでかさばりますが、最初からいっぱい色々と買い込んで帰るつもりで来たので、王子と二人きりにもかかわらずでかいスーツケースを2個持って来ています。
当然来た時は中はほとんどガラガラ状態でした。
なので、このでかい箱を入れてもぜんぜん持って帰れるのでした。

ホテルに戻ってのんびり休憩し、王子に夕ご飯は何が食べたいか聞きました。
必ず食べたいと思っていた飲茶は王子のおなかの状態ではとても行けそうにありませんので、今回は一度も行けずじまいに終わりました(涙)。
王子は、ディンタイフォンの小龍包を食べたいといいました。
中は肉なので、どうなのか・・・
でももう明日は帰らなくてはならない。
最後の夜だし、病院で薬ももらったので、ちょっと無理してもいいかもしれない・・・
小龍包は10個入りなので、一つだけ頼んで私と5個づつ食べることにしました。




「おいしい。」とにっこりしながらも、5個食べ終えた頃には、「おなか痛くなってきた・・・」と、王子。
また気が気ではなくなる私。
最後の夜なのに、何も食べられない・・・
もっともっと、いっぱい食べたいものあったのに・・・
ディンタイフォンを出て、また東区の氷をお持ち帰りにしてタクシーでホテルに戻りました。
ホテルで東区の氷を食べ、まだぜんぜん食べられるけどもう一人で出かける気にもならず、王子をお風呂に入れていると、電話がなりました。

夢ちゃんからでした。
王子を心配してかけてきてくれたのでした。
病院に連れて行ったことを話し、心配してくれたことのお礼をいい、メールするね、と、電話を切りました。






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