馬とお昼寝

他愛ない毎日の日記と、旅行と福袋とちょこっと映画のブログです。

モンゴル 一日目

2011年08月21日 18時40分56秒 | 旅行
朝5時50分に起き、8時に車で出発。
途中道が混んで心配しましたが、高速に入るとすいていたので途中休憩も取ることができました。
モンゴルの空港では日本円から現地通貨のトゥグリクへの両替も可能だそうですが、旅行社からの事前のアドバイスで円からの両替はレートが悪いのでアメリカドルで持っていった方がいいとのことだったので空港でドルに両替。
ツーリストキャンプやウランバートル空港内ではドルのまま使用できるらしいし・・・
数日後には76円台になったのですが、この時点では82円弱でした。
これほど円高なので、もしかしたらそのまま円を持っていってウランバートル空港で円から直接両替しても良かったかもしれないと後で思いました。

夏休みなのでイミグレも混んでました。
早めに審査を済ませて中に入ってフードコートで朝食。
あまり種類がないので、入る前に食べておけばよかったな。

エアーはもちろん初めて乗るモンゴル航空。
小さい飛行機なのに左右3席ずつあるので座席も通路もとっても狭いです(涙)。
行きも帰りも乱気流が多く、かなり揺れました。
トイレは機体の後部に2つしかなく(エコノミー客用は)、夏休みでほぼ満席状態なのでトイレはいつ見ても混みこみで並んでいました。
しかも乱気流が多いのでしょっちゅうシートベルトのサインがついてしまい、せっかく並んでトイレを待っていてもサインがつくたびに客室係に追い立てられてしまいます。
幸い一番後ろの席が空いていたので、ちょうど次と言うときにシートベルトのサインがついてしまったのでその席に座ってサインが消えるのを待ちました(笑)。

出発は15分遅れ、到着は30分遅れましたが無事ウランバートル空港へ到着。
私達が滞在するのはエレステ・ツーリスト・キャンプ。
現地手配会社はSHURENという会社です。

同じキャンプへ行くのは私たち3人と一人旅の女性が2人の3組。
同じ旅行社を使って同じキャンプへ行くのに、3組それぞれに一人ずつガイドが来ているので不思議でした。
迎えの車は普通のワゴン車で、客5人とガイド3人、運転手の9人が乗ってぎりぎりで、後ろが狭いので客のスーツケースがなかなか納まらず、何度も出したり入れたり・・・

何で収納ぎりぎりな感じで迎えに来るかなあ・・・
もう一台来るとか、ガイド2人にするとか・・・
そもそもガイドは1人でよくねえ??

散々しっくはっくした挙句、やっと荷物が収まった頃、ガイドの一人が「キャンプに行く途中で小さなスーパーによります。」と言い出しました。
ツーリストキャンプ内でも水やジュースやビールなどのアルコールは買えますが、種類も少なく市価の倍の値段だそうで、必要なものがあればこの機会にスーパーで買っていくといいと。
なんて親切な申し出なのでしょう
ただし、冷蔵庫はゲルにないのでビールやコーラなど冷たいものが飲みたいのであればキャンプでそのつど買うしかなさそうです。
水はもちろんミネラルウォーターを買って飲むしかありませんが、キャンプではいつでもポットにお湯をもらえるので、インスタントのコーヒーや紅茶のティーバッグを買っておくと(日本から持っていくのが一番ですが)自分のゲルで飲むことができます。

さて、行くのは小さなローカルのスーパーなので現地通貨のトゥグリクしか使えないとのこと。
ドルと円しか持ってないので、この空港の両替所で両替しておかないと使えません。
荷物を車に積むのに時間がかかっていたので、その前に言ってくれれば良かったんですが、やはりドルしか持っていない他のお客さんとともに空港へ戻り両替所で並びました。
同じ便で来た日本人の団体さんがいっぱい並んでて、両替所のスタッフは一人きりでかなり時間がかかりました。
金額は迷いましたが、スーパーへ行く機会は今日だけとのことだったし、ツーリストキャンプ内ではドルのまま使えるので50ドルだけトゥグリクに両替。
1000トゥグリクが、約67円くらいな計算でした。

夕方6時10分ごろ飛行機が到着し、ワゴン車が空港を出発したのは7時過ぎ。
でもまだまだ昼のように明るいです。
気温も半袖でぜんぜん平気な感じ。

空港からウランバートル市内までは交通量も少なく、道は一応アスファルトですがあちこちつぎはぎだらけでぼこぼこでかなり揺れます。
市内に入ってからは交通量が多くなり、道も曲がる機会が多くなり、市内といえどもアスファルトは相変わらずつぎはぎだらけででこぼこで揺れる揺れる・・・
小さいスーパーに行くと言われていたので、てっきり市内のスーパーに行くからわざわざ首都に入らなくてはならないのかと思っていましたが、実際は市内を過ぎてかなり郊外に出てからのスーパーだったので、いったいなぜ混んでいる市内を通ったのか不思議でした。
市内を通らないと道がないのかもとも思いましたが、帰国の日は市内を通らなかったので、たぶん首都の中を通ることはサービスの一環だったのかも・・・
道路事情が悪すぎるので通らなくていいなら迂回してもらってよかったんですが・・・(笑)。
一応、モンゴル相撲が行われる競技場とか外から見れたけどね。

市内を出てから郊外の一本道をかなり走りました。
道は相変わらずでこぼこのアスファルトでスピードが出せません。
かなり揺れるので車に弱い人は事前に酔い止めを飲んでおいたほうがいいかもです。
道の両側は囲いがあって牛や馬たちがいたり、大きな家があったり、ちょっと北海道っぽいかも。
道路際にビニールに入れたブルーベリーやストロベリーを売る人たちがたくさん立っていました。

夜8時半過ぎ、ようやく暗くなってきます。
8時までは普通に明るいからびっくりです。
やっと到着した小さなスーパーでカートを押してお買い物。
私達のガイドはAさんという若い女の子。
お買い物のときもぴったり私についてきて、いろいろアドバイスをしてくれます。
水の大きなボトル6本、小さなボトル3本、オレンジジュースの大きなボトル1本、インスタントコーヒー、レモンティーのティーバック一箱、飴、を買って18450トゥグリク。
日本円で1236円と言う所です。
レシートくれなかったのでどれがいくらかわかりませんでしたが、インスタントコーヒー(粉)が日本のメーカーだったので割高でした。
コーヒーやティーバックは日本から持っていくといいと思います。

外はかなり肌寒くなっており、ガイドのAさんはダウンジャケットを羽織始めました。
私はそこまで寒いとは思わなかったけれど、持って行ったパーカーを羽織ってちょうどいいくらい。
9時にはすっかり日が沈み、だいぶ暗くなりました。

アスファルトの道を外れてからも結構走りました。
アスファルトの道もぼこぼこだったので、横道に外れてからも車の揺れは同じ感じです(笑)。

草原にぽつんとあるツーリストキャンプ。
車を降りて見上げると、星がとってもきれい
時間は既に10時近くなっており、あたりは真っ暗。
ガイドさんやスタッフ達がゲルまで荷物を運んでくれました。



ツーリストゲルの中は結構広く、円形なのではっきりしませんがたぶん10畳以上はあると思います。
ドアを入って真正面に小さな鏡台があり、左右に2つずつ小さなベッド、真ん中にストーブが有り、小さなテーブルとおもちゃのようなイスがありました。
天窓は半分ビニール張りになっていて空が見えます。
日本の旅行社の説明では一人や二人の参加の場合、基本的に男女別の相部屋(他の客と)になり、自分達のみで使いたい場合は追加料金がいるとのことでしたが、現地ガイドの話だとよっぽど満室でない限り一人旅や二人旅のお客さんも相部屋でなくそれぞれ個人のゲルに割り振るそうです。
でも、草原の真っ只中のゲル。
虫入り放題ですから~~
私がもし一人旅だったら他のお客さんと相部屋にして欲しいですね(汗)。
夜一人でこのゲルで虫と戦うのは怖いですから・・・



ゲルに荷物を置いて、すぐに遅い夕食。
食事やトイレ、シャワーは別の建物まで行かなければいけません。
時間が遅いので落とした照明のレストラン。
結構きれい。
シェフはロシア人だそうです。
食事は昼と夜はいつもサラダから始まるコース仕立て。
ウエイターやウエイトレスが持ってきてくれますが、ガラステーブルに置くとき、ことりとも音がしないように細心の注意を払って置いてくれます。



モンゴルでは3食のうち一番しっかり食べるのは昼食だそうで、夕食は少し少なめです。
この日の夕食は、コールスロー、羊肉、ジャガイモなどの野菜、米が山盛り入ったスープ、クッキーのみ。
具がたっぷり入ったスープは滞在中いろいろな味で何度も出ましたが、どれも絶品!
本当においしいです!

モンゴルの主食は米やパンではなく、肉なのだそうです。
肉がなければ食事ではないのだとか・・・
そして肉と言えばほとんどを占めているのが羊肉。
滞在中毎日羊肉を食べない日は有りませんでした。

羊肉と言うと、ラム(子羊)はやわらかいものの大人の肉は硬くて臭いイメージがありましたが、ここで食べる羊肉は大人の羊にもかかわらずどれも柔らかくて匂いもなくてびっくり。
うちのパパは羊肉が嫌い(匂いがだめ)なのですが、ここで出されたお肉は毎日おいしく頂くことができました。

さて、レストランに入ったとき、テーブルの上には4人分のセットがありました。
私達は3人なのに4人??

謎はすぐに解けました。
ガイドのAさんも一緒に席に着いたのです。

現地に行くまでこういうシステムだとはまったく知らなかったのですが、なんとガイドさんはガイドと言うより、私達専属のお世話係兼通訳だったのです!!
だから空港まで3人のガイドが来ていたのです。
一人旅の女性2人にもそれぞれ一人ずつ専属ガイドがついて一緒にお食事しています。
彼らは滞在中毎日ずっと一緒に食事を取り、何かして欲しいことがあれば頼むことができ、日本語も英語も通じない現地スタッフに通訳してくれるのです。
すごくない?このシステム!
これなら一人旅でもさびしくないし不安なこともないでしょう。
でも二人きりで過ごしたいカップルには向かないかもね

私達はあまり社交的な家族ではなくガイドのAさんも言葉少ない人なので慣れるまではお食事の時間がちょっと気詰まりでした。
ベテランの話し好きなガイドさんならいろいろ場を持たせてくれたと思うのですが、Aさんは大学生の夏休みのアルバイトだったので、経験が少なくおもしろい現地の話題で盛り上げてくれることもなかったので・・・

仕方ないのでこちらからいろいろ質問して話をつなぎましたが、明日からの乗馬のことを聞くと、走れるのは4日目くらいからといいます。
他のお客さんが走れないので慣れるまで無理だと・・・
3人ぐらいのレベル別のグループに分かれての外乗とのふれこみだったはずなのに、皆いっしょくたでいくとは・・・!
外乗は走らなきゃつまらないよ!
分けてくれなきゃ走れないじゃん!

別れることは人手が少ないので無理だけど、少し隊列とはなれて走ることはできる。
でもそれも「馬の先生」の走っていいとのお許しが出たらであり、そうでなければ無理だと言うので明日からの乗馬が不安でブルーに・・・

気を取り直してゲルに戻って荷物を開けましたが、洋服を出して入れられるようなたんすやロッカーがないうえ、虫だらけなので必要なものだけそのつど出すことにして、スーツケースに基本入れっぱなしにすることに。
ゲルの鍵はなんと南京錠だし(笑)、セキュリティボックスももちろんないので、鍵のかかるスーツケースに何でも入れて外出してました。

パパと王子はゲルの中の虫退治で大騒ぎ。
普段は虫が苦手・・・と言うか大嫌いな私ですが、旅行先では現地の環境になるべくあわせたいのであまり気にしないようにしています。
どの道退治はできないので,虫はパパ達に任せて顔を洗いにトイレへ。
既にお湯が出る時間帯を過ぎているので水しか出なくて、手がしびれるほど冷たかったです。

ゲルに戻るとスタッフがストーブにまきをくべて火をつけてくれていてとても暖かか
ベッドは硬くて小さいので、身体の大きいパパは足を折り曲げないとはみ出てしまいます(笑)。
わたしはぎりぎり大丈夫ですが、欧米人の人たちは大変じゃないかな。

寝てる間に虫が這い寄ってきそうで、なかなか寝付けませんでした。







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