松浦理英子という作家の「犬身」と言う小説を読みました。
房恵は犬を愛してやまない女性。
しかし犬を愛するだけでなく、自信が犬になりたいとまで願う。
いつしか、ナツと言う愛犬を大切に飼う梓の飼い犬になりたいと思い描くようになる。
不気味だがどこか気を許せる「オオカミの化身(?)」と契約を交わし、白黒ぶちの中型犬として生まれ変わった房江はなくなったナツの代わりに梓にフサとして飼われる事になり幸せな毎日が始まったかに見えたが、人間の時は知りえなかった梓の秘密と苦悩を知ってしまう。
と言うストーリーです。
最初は飼い犬になりたいって、SMの話?とか思いましたがそうではありません。
言葉の表現として犬として飼われたい、とかではなく、本当に犬になって犬として飼われるのです。
梓の抱える秘密はとても陰鬱で陰惨で、それを見続けなくてはならない、しかもどうすることも出来ないフサの辛さが身につまされます。
もしうちのルビーやエレナが、前世で人間だったら、そしてその時の記憶と知能を今も持っているとしたら?と考えると、彼らの前で下手なこと出来ないなあと思ったり(笑)。
後半、どんどん追い詰められた梓が最悪の形で全てを断ち切りますが、そこで陰惨なままで終わらず、ある意味ハッピーエンドで終わるラストに救われた思いでいっぱいです。
もうラスト2ページ、涙ぼろぼろです(笑)。
こんな泣くような本じゃないと思ってたのに、最後に完全にしてやられました。
とってもおすすめです!
房恵は犬を愛してやまない女性。
しかし犬を愛するだけでなく、自信が犬になりたいとまで願う。
いつしか、ナツと言う愛犬を大切に飼う梓の飼い犬になりたいと思い描くようになる。
不気味だがどこか気を許せる「オオカミの化身(?)」と契約を交わし、白黒ぶちの中型犬として生まれ変わった房江はなくなったナツの代わりに梓にフサとして飼われる事になり幸せな毎日が始まったかに見えたが、人間の時は知りえなかった梓の秘密と苦悩を知ってしまう。
と言うストーリーです。
最初は飼い犬になりたいって、SMの話?とか思いましたがそうではありません。
言葉の表現として犬として飼われたい、とかではなく、本当に犬になって犬として飼われるのです。
梓の抱える秘密はとても陰鬱で陰惨で、それを見続けなくてはならない、しかもどうすることも出来ないフサの辛さが身につまされます。
もしうちのルビーやエレナが、前世で人間だったら、そしてその時の記憶と知能を今も持っているとしたら?と考えると、彼らの前で下手なこと出来ないなあと思ったり(笑)。
後半、どんどん追い詰められた梓が最悪の形で全てを断ち切りますが、そこで陰惨なままで終わらず、ある意味ハッピーエンドで終わるラストに救われた思いでいっぱいです。
もうラスト2ページ、涙ぼろぼろです(笑)。
こんな泣くような本じゃないと思ってたのに、最後に完全にしてやられました。
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