お誕生日

今日はインディちゃんのお誕生日です。
１６歳になりました。

彼は２歳ぐらいまで、とても身体が弱い子で、しょっちゅう熱を出したりお腹を壊したり、風邪を引いたり、耳ダニもブリーダーさんちからもらってきてたし、どれほど病院に通ったかわからないほど通いました。

あまりに身体が弱いので、長生きしないかもしれないと思いました。
でも、私はインディを溺愛していたので、彼が数年で死んでしまったらとても耐えられない・・・
愛情の対象を分散させなければ・・・と考え、インディが２歳の時子猫を迎えました。
それが先月お誕生日だったエレナです。

エレナはインディとは違って丈夫でした。
めったに熱を出すことも風邪引くこともおなかを壊すこともなく、予防注射以外で病院に行くことはまれでした。
そして子猫(２ヶ月の時うちに来た)なのでむちゃくちゃやんちゃで、大きなインディにプロレスを挑んでよく戦っていました。

繊細なインディは、自分の縄張りに子猫が来たうえ、傍若無人に振舞われてショックを受け、高い所に上がってあまり降りてこず、遠くからじーっと私のことを見つめているので、私はインディに気を使って、かわいい盛りのエレナをほとんど抱っこできませんでした。
私は全てインディ優先にして気を使っていましたが、彼は恨めしそうに私を見て、「僕、幸せじゃない。」というので、とても辛かったです。

よく猫同士が仲良く抱き合って寝ていたり、寄り添っている様子を写真などで見てあんなふうになるかなあと憧れていましたが、全くなりませんでした。
寄ると触るとケンカ・・・

それでも半年経つころにはケンカしなくなり、エレナも成長してオス猫に敬意を払うようになり、インディもやっと私を許してくれました。
それから１４年。
やっぱり寄り添って寝ることはありません。
仲良くないけど、悪くもない。
そんな二人です。



身体が弱く、小食だったインディは、食欲旺盛なエレナが来てから、争うようにたくさん食べるようになり(もちろんご飯は二人分別のお皿に出している)、すっかり丈夫になりました。

成長しないかもしれない。
長く生きないかもしれない。
そう心配していた病弱な子猫だったインディちゃんは、家猫の平均寿命が１２歳前後だということを考えると、とても長生きして、１６歳になった今でもご飯をいっぱい食べて元気です。