馬とお昼寝

他愛ない毎日の日記と、旅行と福袋とちょこっと映画のブログです。

LOFT

2007年03月04日 22時35分04秒 | 映画
LOFTを見ました。
邦画のホラーです。
セリフは少ないし、主役の中谷美紀は暗いし、始まってすぐの辺りとても退屈でした。
つかみの悪い映画は、ここでやめてしまおうか、我慢してもう少し見てみようか、最初のあたりで迷うものですが、今回はトヨエツも中谷も好きな俳優なので我慢してみることに(笑)。
しかし家族は早々に離脱しました(汗)。

スランプの女流作家(中谷美紀)は編集者の紹介で郊外の古い一軒家に引っ越し、執筆に専念することに。
しかし窓から見える建物に死体のようなものを抱いて運び込む大学教授(トヨエツ)を見て興味に駆られ、こっそり進入して女性のミイラを見てしまう。
たびたび吐く黒い泥のようなもの。
視界のあちこちに現れて何かを伝えようとする黒い服の女性の幽霊。
その幽霊は自分の前に編集者が担当していた駆け出しの作家で、その家に住んでいたが行方不明になっていたのだった。
と、言うストーリーです。

あらすじだけ読むと面白そうな映画でしょう。
実際、おもしろいと思います。
落ちとなる設定は結構ありがちで、見てれば途中で、「きっとこういう話なんだろうなあ」とわかってしまいますが、退屈するのはつかみの悪い最初の方だけで、黒い服の幽霊が現れてからは俄然面白くなります。
しかしせっかくホラーとしてかなり面白くなってくるにもかかわらず、これは作り手のあほなこだわりなのか、なんなのか・・・え???本当はコメディ作りたかったの???
と、たまに大うけするようなセリフやシーンが入りまくり、単に怖いだけの映画ではありません(褒めてません)。

ぶち切れる狂気の編集者が、動くミイラやあちこちにうるさいくらい出てくる黒い服の幽霊よりずっと怖いです。

黒い服の幽霊は安達裕美がやっていて、顔がきれいなので見ていて怖くありません。
トヨエツと安達裕美が絡むシーンなんかは、あまりに身長差がありすぎて、大人と子供みたいに見えます。
特に顔を近づけあったシーンなんかはもう頭の大きさが違いすぎて笑います。

トヨエツは恐怖の演技がへたなので、見ていてもぜんぜん怖がってるように見えず感情移入できません(笑)。
身体も大きくて強そうなので(実際強い)、何があっても大丈夫なように見ていて安心感がありすぎて・・・怖いと思えません。
すがり付いてくるミイラを返り討ちにして、「動けるんなら最初からそうしてろ!!」と怒鳴る所などは、確かにその通りなんだけど、あまりにシーンにそぐわないので笑います。

そしてトヨエツと中谷が嵐(?)の中でびしょびしょになって抱き合ってキスして、「お前以外の全てを捨てる!!」「私もそうする!あなた以外の全てを捨てる!!」と叫びあう所や、池のそばで抱き合って、「旅行しよう!遠くへ!」と言う中谷に、「地の果てまで!」(確かそんなセリフだったはず)と大真面目に叫ぶトヨエツには、やっぱりコメディだな、こりゃ~~!と大笑いです~。

いや~、ラストもやってくれます、トヨエツ。
笑うこと請け合いです。

絶対面白いです!
かなりお勧めっ!!




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