馬とお昼寝

他愛ない毎日の日記と、旅行と福袋とちょこっと映画のブログです。

2007年09月28日 11時55分44秒 | 映画
叫を見ました。
邦画のホラーです。
キャスティングが豪華で、公開時もちょっと話題になっていたのでDVDになるのが楽しみでした。

赤いドレスを着た美しい若い女性の溺死体が発見される。
海ではないのに海水を飲んで死んでいる死体。
刑事の吉岡(役所広司)は、現場の水溜りに見覚えのあるボタンを見つける。
自分のコートにも同じものがついていた・・・
他の遺留品にも自分と関連のあるものが見つかり、自分が犯人なのではないかと怯える吉岡のもとに赤いドレスの女の幽霊(葉月里緒奈)が現れる。
やがて似通った殺人事件が起こり始める。

”Jホラー史上最恐!!”と言ううたい文句だったので、むちゃくちゃ怖いのかと思って夜中に一人で見るのは避けました(笑)。
で、朝一人で見たところ・・・

まったく怖くないです!!!
どう、最恐なんだよ!!

キャストはとても豪華です。
役所広司と伊原剛志の刑事コンビはとてもいい感じです。

赤いドレスの幽霊を葉月里緒奈がやっていて、彼女は一体何歳なのか知りませんが昔とまったく変わりませんね~。
老けません!
うらやましいです。
赤いドレスがとても似合っていて、美しくて、何度出て来ても幽霊なのにまったく怖くありません。
邦画の「LOFT」の幽霊は黒いドレスを着た安達裕美で、これもあまりに美しすぎてまったく怖くありませんでした。
やっぱね・・・リングの貞子みたいなのがホラーとしては見ていて怖いです。
今回の赤いドレスの幽霊は一反木綿(げげげの鬼太郎に出てくる妖怪)のようにひらひらと空を飛んで行っちゃったりして、笑えます。
もちろん笑うような場面じゃないんですが、失笑してしまう辺り、ホラーとしては失敗していると思います。

他に豪華どころでは、まったく役に立たない精神科医をオダギリジョーがやってます。
オダジョーもなんでこんな役受けちゃうんだろうな~~・・・
精神科医っぽくもないし、冷静さを欠いて無能だし、何の役にも立たない奴の役でした。
まあ、いいです。
ハンサムだから、花があって(違うだろ~~)。

一体赤いドレスの幽霊はなぜ吉岡の所に出てくるのか。
続けて起こった殺人はなぜ起こったのか。
幽霊は何が言いたいのか。
吉岡は犯人なのか。

と言う感じでストーリーは進みます。
結末はよくあるパターンで、「きっとこういうことなんだろうな~」と思いながら見ていたそのままでした。
もうこういう結末は使い古された感がありますね・・・

でも赤いドレスの幽霊が出るのはほとんど無関係に近く、「運が悪かった」程度の感じです。
強い因縁とかはありません。
井原のやっている同僚刑事の死に方はそれまでのパターンからはずれるもので、こういうのは見ていて納得いきませんね。
呪いは呪いなりにルールが有った方が映画を見ている者にとってはしっくり来ます。

何はともあれ、「吉岡、忘れてんなよ!」の一言に尽きる映画です(爆)。
キャストが豪華なので見て損はないと思いますが、ホラーとして期待はしないほうがいいです。
怖くないですから~~。



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