馬とお昼寝

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デジャブ

2007年10月01日 13時32分02秒 | 映画
デジャブを見ました。
ジェリー・ブラッカイマー監督の近未来サスペンスです。

カーニバルのため海兵隊とその家族を乗せたフェリーが岸から離れてすぐの場所で爆発し、多数の死傷者を出す大惨事となった。
ATF捜査官のダグ(デンゼル・ワシントン)は現地の捜査をするが、潮流に逆らった場所で発見された美しい若い女性クレアの遺体に不信感を抱き、彼女の部屋を捜査している最中、留守番電話にはいっていた自分の声に驚く。
彼女は爆発で死んだのではない。
彼女こそが事件を捜査する鍵だと思ったダグは、政府が極秘に開発していた「タイム・ウインドウ」と言う装置を使ってクレアの周辺を監視する。
その装置は4日半前の映像と音声が全て見られると言うものだった。
まだ生きて動いているクレアの映像を見るうちに、助けたいと思うダグ。
彼がいる世界ではクレアは死体だが、タイム・ウインドウで見る4日半前の世界ではまだ彼女は生きている。
ダグは命をかけて過去へ戻る決意をした。

デンゼル・ワシントンはたいていの映画のように今回も素敵です。
たいていの・・・と言うのは、役によっては「すごくこ汚い黒人」になってしまうからです(笑)。
配給会社の書いたストーリーを読むと、ダグはクレアの死体を見たときに彼女を知っている、とデジャブに襲われる、と有りますが、映画を見る感じではデジャブを感じたと言うより彼女の美しさに一目ぼれした、と言う方が正しいような・・・(笑)。
実際、クレア(ポーラ・パットン)、かなり美しいです。
造りもきれいですが表情がとてもいいです。
そりゃ、一目ぼれするよな~~。
彼女があれほどきれいな人じゃなかったら、ダグも命がけで誰もやったことのない(しかもハムスターなどの実験では全て失敗している)過去に戻るなどと言う大冒険はしなかったでしょう。
一目ぼれし、その後生きている彼女の姿を見るうちにどんどん恋に落ちていったのだと思います。
相手が野暮ったいじじいだったら(笑)、彼はこれほど大活躍しなかったよなあ・・・

それにしてもこの装置、すごいです
こんなの本当にあったら、どんな難事件も解決できます。
4日半前の映像と音声が、衛星が網羅している場所ならどんなアングルでも、建物の中でも見えちゃうんですから!
でも一応制約が有り、録画することはできるけれど遡って見ることはできません。
なので、その時間にどこを見るべきかの判断を誤ると宝の持ち腐れになります。

清水玲子の漫画に「秘密」と言うシリーズがあり、そこでは死体の脳を取り出し、生前見ていた映像を遡って見ることができると言う装置があります。
これなどは、死人が見ていた光景なのでダイレクトに犯人が映っていたりするのでかなり使えます。
トム・クルーズの「マイノリティレポート」では、予知能力のある超能力者たちを使って犯罪が起こる前に犯人を検挙する、と言う世界になってました。
今後映画や漫画のようないろいろな装置ができちゃうんでしょうかね~~。

さて、犯人を追うあまり無茶をするダグですが、ハイウェイでいきなり転回したり逆行したりしてむちゃくちゃです。
当然周りの罪のない一般車両たちは事故を起こしてしまいます。
ああいうのって・・・
それで死者とか半身不随になった人がいたらどうするんでしょう・・・

タイムマシンで過去に行くことにより生じる出来事が随所にちりばめられてとてもよくできています。
ストーリー展開もテンポがよくてどんどんひきこまれます。
とてもおもしろいです!

今回とてもショックだったのは、ヴァル・キルマーです。
4日半前が見られる装置のプロジェクトにかかわっている政府の人間(?)の役で出てるんですが・・・
びっくりするほど太ってます!!
まん丸の中に顔のパーツが寄ってる感じ・・・
もともと彼はハンサムではないけれど、クールでカッコのいい俳優でした。
「ヒート」や「バットマン・フォーエヴァー」の時の素敵だったこと!!!
それが・・・何?あの姿???
あんな状態でヴァル・キルマーを使うメリットあるのかしら?
あんなになってもネームバリューで結構出演料は高いはず。
実際最初のタイトルの時にデンゼル・ワシントンの次に名前が出てきます。
しかし見る影もないくらい太っていて、どう見ても端役の名もない太ったおじさんにしか見えません。
ハリウッド俳優としてのプライドないんでしょうか・・・
痩せてください!






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