22日は冬至ということで、温泉にゆずを浮かべて、ご利用者様にはゆず湯を楽しんでいただきました。
融通がきく、冬至=湯治といった語呂合せから柚子湯に入ると思われていますが、
もともとは運を呼びこむ前に厄払いするための禊のためにゆず湯に入っていたといわれています。
昔は毎日入浴することが難しかったので一陽来復のため、身を清めるために、
現代でも新年や大切な儀式に際して入浴する風習があります。
冬が旬の柚子は香りも強く、強い香りのもとには邪気がおこらないという考えもあったそうです。
端午の節句に菖蒲湯に入るのも同じです。
また、柚子は実るまでに長い年月がかかるので、
長年の苦労が実りますようにとの願いも込められています。
もちろん、ゆず湯には血行を促進して冷え性を緩和したり、
体を温めて風邪を予防したり、果皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果があります。
さらに、芳香によるリラックス効果もありますから、元気に冬を越すためにも大いに役立ちます。
皆さんは、ちゃんとゆず湯に入られましたか?
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