昨日の続きです。ディーラーって、儲かってないんです。
昔は儲かっていたらしい。高度成長期、寝ていても「車が欲しい」と言う人が買っていったので。
4年のフルモデルチェンジごと、何も言わずクラウンを乗り換える人がたくさんいたらいい。
一時期の携帯ショップみたいなものです。
メーカーが「普及させる」ことを最優先にしてとった作戦が、
代理店を募って『ドコモ』や『Jフォン』というメーカーの看板を出させて(制服着て対応してるけどドコモやJフォンの社員じゃないんだよね。)、販売報奨金を高額に設定して新規契約を増やすという作戦。
一店舗一日100件、新規で契約していた時期があるらしい。
(1台当たり3万円以上出たらしいから)一日携帯配って報奨金だけで300万の売り上げ!
携帯御殿が全国に建ったというのはほんとの話だね。)
それが最近は、市場に普及してしまい新規契約は少なくなったので、
代理店は、新規契約による報奨金がほとんど入らなくなって大変になり、どんどんなくなっています。
携帯業界は健全です。あっという間の出来事でしたから。
これが、車業界・ディーラーとなると、かなり長期のおいしい時期だったので大変です。
最近あの手この手の生き残り作戦をやっています。
新車が儲からないとなると、メンテナンス・車検を取ろうとしたり、
昔はカタログでオプションは数種類と少なかったのに、今はスゴイ豊富だし。
(250万の車に20万のオプション付けても、ローンなら月数千円しか違わないからってどんどん付けてしまう。うまい!)
さらに、「新車で儲からない」って中古車に力を入れている。
これらは全部、以前は下請けに(特約の整備工場、中古車店)にあげていたものだ。
(仕事を提供していたというと聞こえはいいが、つまりはおいしくない、面倒なことを工場に安い仕切りでやらせていただけ。)
それが、自分が儲からなくなったから少しでも売上をつけたい
って、今までメンテナンスをしてくれていた下請けを切り、自前の工場を作ってしまっているのだ。
さらに、中古車は中古車センターに出していたのを出さないで、自分の会社の中古車部で売り始め、
さらには業者がディーラーに新車の話を紹介しても、一般のお客様よりも高い値段でしか業者卸をしないようになってきた。
つまり「売らないでいいよ。ディーラーで売るから。」ということだ。
今まで散々助けてもらったのにね。
ということで、つまりは色々策を打ち出してきているということは、儲かってないんです。
(実際潰れるディーラーが出てきました。)
だから、半分にすればいいんだよ。
健全でしょ?!全国にディーラーだけで3万店以上!看板を上げている特約店などを含めたら・・・。
日用品売ってるんじゃないんだから。
携帯ショップみたいに、減ったらいいと思いませんか?
別に減ってるけど困らないじゃん。
そうそう、家電量販店でも全メーカー売ってるし。(これは商社のしわざ)
ということで、車の量販店、代理店をサイトで作ります。
お楽しみに。