旧岩崎邸庭園を出て、少し離れた湯島天神へ
学問の神様として知られる菅原道真公を祀っているため受験シーズンであるこの時期、境内は、夥しいほどの合格祈願の絵馬で埋め尽くされる。
それぞれの絵馬に書かれた強い願い
池之端の旧岩崎邸庭園へ足を運ぶ。
入場料を払い、中へ入るとイギリス人建築家ジョサイア・コンドルによって設計されたヨーロッパ式邸宅が目に飛び込んでくる
邸宅の入り口で靴を脱ぎ、中へ入ると邸宅の持つ歴史を重みをひしひしと感じる。
最近放映の始まった大河ドラマの影響からか邸宅内には多くの見学者がいて若い人の姿も少なくない。
しかし自分としては岩崎家の邸宅という観点よりは戦後GHQに接収され、諜報機関「キャノン機関」本部となり関与が噂された国鉄三大ミステリー事件や同機関消滅の原因となった鹿地事件の舞台となったという事の方が興味深い。
とはいえ絢爛な調度品や内装を見るにつけ当時の暮らしぶりが垣間見えて溜息が出てしまう。
■ドルトン社製の洗面器
■マントルピースの鏡
■二階のベランダ
■三階へと続く階段
■客室の天井
■窓のノブには菊の彫刻が
■サンルームと三菱財閥3代目社長、岩崎久弥の家族写真
■洋館南側ベランダの英国製ミントンタイル
■サンルーム外観
■庭から見た洋館南側
■和館の廊下
■洋館の傍にある山小屋風の撞球室(ビリヤード場)
■岩崎家の家紋である(重ね三階菱)が彫られている袖塀
銀座の歌舞伎座の前を通った。
1945年の空襲で全焼、復興工事により1951年に演劇興行を再開し今日までに多くの人々を楽しませてきた歌舞伎座だが老朽化という理由の元、2010年4月の興行終了後に休館、解体されて2013年春に地上29階建ての高層ビルに生まれ変わる予定である。
目まぐるしく変化する銀座
いつの世も憧れの街である。