俺の父は36歳でこの世を去りました
一度も会ったことがない、というか、思い出がありません
どんな人かも知らない。
時々母が変な事を言う時があった
今、お父さん来てるからね、、
半信半疑で、そうなんだって受け流してた
高校受験の時、俺になにかあったとき、
必ず母のそばにいて、父の存在を示すらしい
高校受験の時、母の寝室で電気が付いたら消えたりを繰り返してた。
それが、父が母にたいしての合図らしい
今でも父は母を守っているんだと思う
20代後半に住んでたアパートの話です
古びたアパートで日も当たらずムシムシ湿気がすごく、ネズミが出てくるところで、お風呂の石鹸とかガリガリかじられたりで、
壁も薄く、隣の話声がとか会話が丸わかり、隣と会話が出来そうな感じでした
格安のアパートはそんなもんだろうと、
半年が過ぎた頃、横になって直ぐに金縛り状態、体が動かない、首を絞められた感じで意識が遠ざかっていく日々
疲れ？心理的？？？
隣の住人が友達と会話してるのを聞こえてしまった。
いつも、夜になると女性が玄関に来るんだよね
白い服の綺麗な女性で、、、
？？？？てか、夜、、俺金縛りで、隣に訪問してたって事？？
金縛りで辛いのに、、
隣には、白い服で綺麗な女性、、
ん、、平等ではない、、
金縛りより、会ってみたかった
今でも気になる白い服の女性です
中学３年クラスの班の班長になる
修学旅行とかの話し合いをしたり、みんなバラバラな意見ばかり、ストレスが溜まる
帰宅後、修学旅行の事で女子に聞きたくて同じ班の女の子の家に電話をしてしまった
携帯がない時代、電話をすると誰がでるかわからない、大概は親がでてくる
「すみません、修学旅行の事でEさんと話したいのですが、、、」
渋々かわってくれる親
それから、半年間くらい毎日、公園遅い時間にまるまで二人で色んな事を話した
学校ではほとんど会話もしないけど、この時間だけは唯一1日で楽しい時間だった
俺より背が高く色白で、笑顔可愛く
気持ちを伝えると壊れてしまうと思い伝えることはしなかった
Eちゃんの気持ちを聞く事もなく
ただ、楽しい時間が過ぎてった
成人式の時、再会できた、あの時のままで
可愛い笑顔で、、
その時も何も聞かず、、、何も伝えれずに、、
成人式の夜、Eちゃんの自宅に行く事にした
Eちゃんらしいシルエットが後ろ姿は、、
大きい声で呼んでみたら、、
振り返った人は、、Eちゃんの母親だった
恥ずかしくなってその場から逃げた
あれから、だいぶたちました。
きっと笑顔の可愛いお母さんになってると思います。
どこかで見かけたら、その事をいつか聞いてみたいと、、