「川越氷川祭の山車行事」として2005年に国の重要無形民俗文化財に指定され、昨年12月「ユネスコ無形文化遺産」に登録された川越まつり。
今年の二日目に当たる15日(日)は、あいにくの雨模様。
まつりのクライマックスにあたる「曳っかわせ」も、山車にはカバーがかけられてっぺんの人形も出番なしと散々な内容。
これは菅原町と新富町一丁目による「曳っかわせ」の模様。
山車のすれ違い時に、お互い山車の正面を向かい合わせてお囃子の儀礼打ちを行うもの。
山車と山車の間で曳き手の提灯が乱舞。
特に勝ち負けが決まるわけではない。
連雀町の山車。交差点以外でも各町内のご会所などで「曳っかわせ」。
ここは武蔵野銀行隣に位置する居囃子の近く。
山車の舞台が360°水平回転できるからこそ、なせる技。
連雀町の後ろに新富町一丁目の山車が続行。
天気がよければ、もっとどんどんやってきたはず。
連雀町の舞台。お囃子は笛1・大太鼓1・小太鼓2・鉦1が標準編成。
新富町一丁目の舞台。
仲町ご会所前(左)で、新富町一丁目の山車(右)
新富町一丁目の舞台は、天狐の舞い。
三流派あるお囃子の一派、堤崎流。
西武線本川越駅近くで山車のすれ違い。
「曳っかわせ」は、ない。
こちらは、六軒町 三番叟(さんばそう)の山車。
雨で出場を見合わせている幸町の山車の舞台。
天狐の顔が可愛らしい。
夜出会えなかった山車を。
新富町二丁目 鏡獅子の山車。
志多町 弁慶の山車。
〇〇の山車と書いても、肝心の人形が隠れたままで価値が半減。
氷雨が何ともうらめしい祭りだった。