瑞原唯子のひとりごと

黒猫の三角 - Delta in the Darkness(森博嗣)

黒猫の三角 - Delta in the Darkness(森博嗣)を読み終わりました。Vシリーズ 1作目ですね。こちらのシリーズも面白いですね! 四季を読んでいるので、知った名前のキャラが何人か出てたりします。そういう面からも楽しみでした。

キャラクターはみんな魅力的です。紅子は当然これからも出てくるんだろうけど、紫子や練無も出てくれるのかな? 最初はやっぱり紅子に注目して読んでたんですけど、だんだんとしこさんとれんちゃんが可愛くて仕方なくなってきました。すごく良い子だし。このふたり、いいコンビだなぁ。根来さんもいいキャラしてます。紅子の執事(?)のときと、練無の師匠のときで、けっこうギャップがありますね。

紅子の息子も気にかかって仕方なかったです(笑)。しかし、通称「へっ君」にはビックリした。すごい通称ですね…私の見間違いかと思って、3回くらい読み直しましたよ。そして、電車の中で吹きそうになりました…。へっ君には、母親のことをどう思っているのか聞いてみたいです。答えてくれなさそうだけど。



以下、ネタバレありです。



あやしいとしたら、保呂草さん(ニセモノ)しかいないと思ってましたけど、方法なんかはさっぱりわかりませんでした。いつものことですね…。動機については、紅子が早い段階で動機のない殺人について語っていたので、そういうことなんじゃないかとは感じていました。しかし、あそこまでとは思いませんでした…。なんかやるせないな。

天才の考えることはよくわかりません。理屈をこねてるけど、自分勝手なだけじゃないか。正しいかどうかは知らないけど、やっぱり肯定すべきではないんだよ。愚かでもこのシステムで生きている人間としては。…と凡人の私は思うわけです。凡人的にわかりやすいのは、やっぱり紫子とか練無だなぁ。

紅子はホントカオスな人ですね。最初は口調までコロコロ変わるので違和感がありました。でも、最後まで読むと、いつのまにか違和感が消えてしまいましたよ。馴れですかね…? 紅子が少しだけわかってきたということもあるのかも。

最後の防弾チョッキ代わりのアレは無謀だと思いました。紅子のことだから、強度はわかってたんだろうけど、そこを狙うとは限らないですしねぇ。狙っても当たるとは限らないですしねぇ。保呂草(ニセモノ)なら頭を狙うかと思った。確実に殺したいときは頭を狙った方がいいんじゃないの? と前々から思っているのですが、頭だと何か不都合があるんですかね? あんまり頭を狙ったのって見たことないような…。

行列とかクロネッカーのデルタとか、もうさっぱり覚えてませんよ(涙)。いちおう理系出身なのにな。覚えてればもっと楽しめたかもしれません…。ちょっと悔しいです。

ところで、四季に出てくる保呂草は本物かニセモノかどっちなんだろう? 記憶が曖昧なので、読み返してみたらわかるかな…? 紅子は四季に出てきたのとけっこうイメージが違ったので驚きました。年齢のせいですかね?

ランキングに参加しています

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「小説」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事