瑞原唯子のひとりごと

Japan Open 2019


Japan Open 2019。テレビ放送を見ました。

宇野昌磨のFSめっちゃよかった。会場音だけで見るとさらにいいぞ。あの曲でどんなプログラムになるのかと思ってたけど、編曲がよかったね。最初のドラマチックなピアノでつかんで、途中でボーカルが入ってくるというのもいい。ジャンプはやっぱり調子が良くないみたいで、いつものキレがないし4回転以外もどこか危ういものが多かったけど、表現はとてもよかった。スケーティングがスピードにのっていてなめらかで、ステップが繊細できれいで、後半は見入ってたらいつのまにか終わってたという感じ。ネイサンや大輔さんのようなわかりやすく踊ってるのではないけれど、地味に足元がすごい。ステップシークエンスとコレオシークエンスほんと好き。振付師が変わったからか新鮮な動きもあり、新たな魅力が引き出されたように思います。ジャンプの調子が上がってくるとどうなるか楽しみ。衣装は何となくシャツ系のものをイメージしてたら、予想もしなかったキラキラ系。でも演技を見てみると合ってるように見えてくる。

トゥルソワはやっぱりジャンプがすごかった。高い。着氷がもうちょっときれいだといいけど、4回転をこれだけ跳んだらもうそれだけで十分か(笑)。ただ、表現力はまだまだのように感じるし、プログラムもジャンプのためだけのプログラムかなと。ほんとジャンプしか印象に残ってない。逆に言えば、これから表現力を身につけてくるとさらに恐ろしいことに…。

ザギトワは衣装がめっちゃいい。演技にも合ってるし。演技も女王の貫禄というか堂々とした気品があってとても素敵でした。ただ、三連ジャンプのところでいちいち手を上げるのはバタついて見えてせわしない感じになるので、上げないほうがいい気がするな。ザギトワには4回転というより完成度で勝負してほしい。個人的に。

しかし、こんなどうでもいい試合(と言ったら失礼だけど、公式ではないし出たって何にもならない)に世界王者も世界女王も来てくれてありがたいですね。もちろんほかの現役選手も。シーズン中の大変な時期にほんとありがたいことです。


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