バビロン 第11話「開幕」。善というのはやはり社会によって違ってくるし一概には言えないよね。一般的には、社会の構成員が快適に生きられるようにという方向で社会的規範が生まれ、それに沿った行動が善とされるのだと思うけど。根本的には生存本能に関わる話になるのかな。人間には生存本能があるから、誰しもが生きたいと思っているという前提で社会的規範ができている。でも現実には死にたいと思っているひとも存在するわけで。そういうひとが自ら命を絶つこと、まわりがその手伝いをすることは悪いことと言えるのか、社会として認めるのかという問題。でもまあ認めるにしてもやっぱり運用は難しいよね。新域庁舎の屋上にいた迷っているひととかさ。曲世のように囁くだけで惑わせるのは無理でも、カウンセリングみたいな形で誘導できたりするし、本当に本人の意思なのかどうかどうやって判別するの。本当に本人の意思で死にたいと思っているひとでも、原因を取り除くことができたらまた生きたいと思うようになるかもしれないし。せいぜい治る見込みのない末期がんの患者とかに適用するくらいかなぁと。