右京が検査入院している病院でコンサルの不穏な動きを察知し、薫たちの協力を得て捜査する話。
捜査一課、捜査二課、組対、特命係が力を合わせて詐欺師集団を捜査して追い詰めていくのが新鮮で面白かった。いつもはいがみ合って対立することが多いのに、今回は最初から協力ムードで、それぞれの専門分野で捜査していくんですよね。いつもこういう感じならいいのになぁと思ったりもしたけど、いがみ合ってるのもそれはそれで面白かったりするので、いろんなパターンが見られるといいな。
詐欺師集団の人間関係というか人間ドラマというか、そちらも面白かった。詐欺師に拾われて詐欺師になったとか何かちょっとせつないね。そうでもしないと生き延びることができなかった境遇が…まわりの人間が行政とか児相とかにつないであげればよかったのに、みんな放置していたから詐欺師になるしかなかったんだよね。手を差し伸べてくれたのは詐欺師だけだったから…。
薫ちゃんが拾った現金は、結局どういう扱いになったんだろう? 薫ちゃんの拾得物になったわけじゃないよね? ライリーがすべて自白して警察に差し押さえられたのかな?
右京さんは脳波が異常に細かくて検査入院とのことだったけど、それを聞いてもまったく心配にはならず、頭脳明晰すぎるから常人と違うんだろうなとしか思わなかった笑。そして実際に右京さんにとっては普通の状態だという結論で。どうせなら頭脳明晰なことと関係があるのかまで調べてほしかった! そして入院しても優雅に紅茶を淹れて飲むあたりには笑った。他の入院患者にまで振る舞ってるし笑。
「素晴らしき嘘つき野郎」という映画が気になったので調べてみたら、どうやら実際にはないらしい。架空の作品だったのね。
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