バルカン超特急。アルフレッド・ヒッチコック監督による列車を舞台にした心理サスペンス。走る列車から老婦人が忽然といなくなったのに、誰に聞いても初めからいなかった見ていないと言われ、主人公が頭を打ったせいだとされてしまうが…というフライトプラン系の話。冒頭の宿パートが長すぎて、列車の話じゃなかったの? いつまで宿なの? いったいこれ何の話なの? とか思いながら見てたんだけど、最後まで見たあとでもういちど見返してみると、あちこちに伏線が張り巡らせてあったことに気付いた。フロイさんが例の音楽を伝えられているシーンもあった。すっかり忘れてたよ…。ラストもよかった。色ボケで例の音楽を忘れてしまってどうなるのかと思いきや、部屋から例の音楽が聞こえてきて…というね。きれいに終わってよかった。あの音楽がどう暗号になっているのかは気になる。