オードリー・ヘップバーン主演。大富豪ララビー家に仕える運転手の娘が、ララビー家の次男に恋をする話。
何もかも軽いけど、おしゃれなロマコメだからこういうものなんでしょうね。オードリー・ヘップバーンの可愛さを楽しむ映画。垢抜けたあとはいろいろなファッションを見せてくれて楽しめるけど、個人的な好みとしては垢抜ける前のほうが好きかな。サブリナパンツは、この映画でサブリナ(オードリー・ヘップバーン)がはいていたことからそう呼ばれるようになったらしい。
ただキャラクターとしては、サブリナもデビッドもライナスもあんまり好きになれなかった。サブリナは見た目は可愛いけど、内面がなぁ…2年もパリの料理教室に通わせてもらっておいて、帰ってきてやることといえば男に色目を使うだけ。何のために料理教室に行ったんだ。おまけに何年もストーカーばりにデビッドに執着していたかと思えば、数日ライナスと過ごしただけであっさり乗り換え。なんだかなぁ。そもそもデビッドのどこが好きなのかも伝わってこなかった。もしかして9歳のときにキスされたからってだけ? こうと決めたら盲目になるタイプなんですかね。
デビッドは2年前まではサブリナを冷たくあしらっていたのに、垢抜けて戻ってくると急に鼻の下を伸ばして夢中になるのがなんだかなぁ。あからさまに女性の見た目にしか興味のない感じ。まあそういう男性は多いんでしょうけど…。
ライナスはデビッドの家族だから代わりにという謎理論でキスするむっつりスケベ。あれは計画ではなく自分がしたくなったからってだけだよね…世間知らずな若い子を騙しているエロおやじにしか見えなかったよ…。いつのまにかサブリナを愛してしまっていたみたいだけど、サブリナのどこを好きになったのかは伝わってこなかった。やっぱり可愛いからか。