瑞原唯子のひとりごと

白い沈黙


白い沈黙。9歳の娘が行方不明になって8年後に生存の証拠が見つかり、父親が娘を探す話。ものすごくわかりづらい。時間軸も場面もバラバラなシーンが次々と出てきて、そのうちつながるんだろうなとは思ったけど、わけのわからないまま見せられてもなかなか覚えていられないし、でも覚えてないと話がわからなくなるんだろうなと。ひたすら覚えておかなきゃと必死になってた。苦痛。そんな思いをしながら頑張って見てたんだけど、意外と話が広がらなくて肩すかし。娘が誘拐されてからのことがあんまり伝わってこないし、犯罪組織とか風呂敷を広げていたわりにはそこらへん見えてこなかったし、娘が救出される経緯もさして面白くないし拍子抜けだし、女性警官が捕まったのも何だったんだろうという感じだし、せっかくのフィギュアスケートもペアの相手の子も全然活かされていない。犯人たちは胸くそ悪いことをやってるんだろうなとは思うけど、それをうっすらとほのめかすだけにとどめたのはなぜなのか。娘が誘拐されてからいまに至るまでどういう扱いを受けてきたのか、どういう経緯で勧誘させられるようになったのかなど、そのあたりも丁寧に描いてほしかった。

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