劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル

今回は、面白くないわけではないけれど、ちょっとインパクトが弱いっていうか、ニマニマできるシーンが少なかったっていうか、そんな印象でした。マンネリってのもありますしね。どちらかというと翔平と美代子にもっていかれた感じです。この二人（というか三人か）の話はやりきれなくて…何気に二人とも演技も良かったし。

以下ネタバレありです。

松平健が出てくるので、当然、暴れん坊将軍ネタはふんだんに出てくるだろうと思ってました。むしろそれをやりたいがためのキャスティングなんだろうと（笑）。小ネタもいっぱいあったけど、一番はやっぱり白い馬ですね。アレにはやられたと思いましたよ。

奈緒子が説明のために出してきた絵は、実際に仲間由紀恵が描いたんですってね（パンフにそう書いてあった）。上手い人がわざと下手に描いた感じではなく、リアルに下手っぽかったのが新鮮だったんですけど（酷）、まさか仲間由紀恵が描いていたとは…。もっとじっくり見ておけばよかったな。

上田と奈緒子の見どころは、小屋炎上シーンですかね。燃えさかる炎の中を助けに行こうとした上田にちょっとキュンとしました（笑）。しかし、その後の爆発で吹き飛ばされましたが、よくあれで無事でしたね…。

あとはラストの炎に追いつめられるところもかな。CMでやってたけど…あれですべてだったけど…。もうちょっと捻りがあるとか、もうちょっと突っ込めることを言ってくれるとか、だと良かったんだけどなぁ。やや普通すぎたような。でも、本当のところ、何を言おうとしていたのかはすごく気になります。

しかし、あのときの内側から炎を燃やして燃え尽きさせるっていう方法。あんなに上手くいくものなんだろうか。そろって内側に向かってきたら大変なことになるんじゃ…と思ったんですが。

鈴木の過去話を見ていて、何となく仮面ライダーアギトを思い出してしまいました。ちょっと違うんですが、学者が超能力者の女の子を実験に使って、その子と恋仲になるとかそのあたりがね。女の子が自殺しちゃったのも一緒か…。

里見が最後に登場しておいしいところをかっさらっていくってのもパターンですね。もうちょっと絡んでくれると嬉しかったんだけどな。矢部もそうだけど…もはや何のために登場したのかわからないくらい（笑）。

母之泉と繋がっていたのには驚きでした。でも、だったらもうちょっと上手く絡められなかったのかなぁ…と、もったいなく思ってしまいました。せっかくの因縁だったのに。せめて、最後にさらっと言うだけでなく、途中でももう少しそれを推理できるような材料を入れ込んでおくとかあったら良かったんだけど。手がかりはあのチラシくらい？

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TRICK＠SKY BLUE