HUNTER×HUNTER クラピカ追憶編 前編・後編

クラピカの子供時代の話。あんなに元気な子だったとは意外でした。昔から冷静で達観した子供なのかと思ってたら、意外にも年相応で純粋で好奇心旺盛で優しくて…愛情を受けて育ったんだなぁというのが見てとれます。しかし、やはりこの頃から頭はすごく良かったんですね。

優しかった街の人たちが緋の目を見たとたん態度を翻す…ってのはつらいよな。特に子供には。でも、街の人たちを責める気にもなれない。誰だって自分や身内は守りたいわけで。時間を掛ければもしかしたらわかり合えるかもしれないけど、赤目の化け物とずっと言い伝えられてきたんだろうし。

クラピカがクルタ族虐殺を免れたのはギリギリだったんだな。クラピカが街で緋の目を見られたことがきっかけになった…ってことはないよねぇ。そう思いたいんだけど。それにしてもあまりにもえげつない虐殺で、新聞報道の文章を読むだけでもやりきれない気持ちになる。

書かれてる通り128人が殺されていたんだとすれば、あの時点での村人全員ってことになりますね。クラピカみたいに旅に出ている人は助かってると思うけど…少なくとも、クラピカの両親やパイロは助かってないですよね。

冨樫さんがコメントで書いていたB面というのが気になる。うーん、クラピカに無期限外出許可を出した村長たちの思惑？ パイロ視点の話？ それともクルタ族虐殺の裏にある何か？ いつか書いてくれないかなぁ。

▼HUNTER×HUNTER 感想等
HUNTER×HUNTER＠SKY BLUE