不思議のメダイの聖母
私が最も小さい霊魂の会に入会したいと思った理由は、緑のスカプラリオのことが大きなきっかけとなってはいますが、そのほかに使徒ヨハネさんがこの会を創設されるに至ったいきさつや想いに深く共鳴したからです。
少し長くなりますが下記に使徒ヨハネさんの三つの記事を引用(抜粋)させていただきました。
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祈りの会の創設は自分の悲願でした。祈りの会と言っても、どのようにしたらいいのかわからず、考えていました。
ロザリオ3環とか一日に祈るのは、絶対できないし、祈りがいやいやになってしまうと考えた。それならば、短くでも、心を込めて祈れるもの、そして、神様のみ前に効果のあるものと考えました。そして、私に最も関係のある3つの短い祈りが選ばれました。
①コンソラータの祈り
②緑のスカプラリオの祈り
③不思議のメダイの祈り
このような祈りでも、神様に捧げている人たちが増えたら・・・・それは、強力な力となります。
『最も小さい霊魂の会』は小さなことを、神様に捧げる祈りの会です。
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私には、夢があります。それは、結婚したいとか、家を立てたいとか、そういうものじゃありません。それは、洗礼の時の神様との約束です。
それは、゛私と関わった人全(すべ)てを天国にいれてください゛
というものです。関わった人とは、関わった人全てです。
私を知っている人はもちろん、ブログで関わった人、道を尋ねて来た人、何かしらで関わった人、見た人さえも関わった人として、神様に救ってくださいとお願いしています。
多くの人を救うことは、神様のみ心に反しないことだから約束は必ず守って下さると信じています。そのかわり、私の人生を聖母マリア様を通してイエズス様にお捧げすることを約束いたしました。
john note ~魂の日記 2017/07/14 「あなたにとって、ごめんなさい・・・は?」より引用)
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最も小さい霊魂の会は、イエズス様が神秘家のカプチン会のシスターコンソラータに現れ、指導しつつ世界に広がっていったと認識しております。
最も小さい霊魂の会は、聖テレーズの霊性を継承しつつ、それを具体的に実行しやすくしたものだと思います。
霊的幼子の信仰、盲目的な委託、絶対的な頼。・・・・・・・・・・・・・・・・・・
しかしながら、コンソラータの「最も小さい霊魂の会」は形のない会でした。修道会でもなく、集会があるわけでもなく、会費も、バッチも、メダイも、象徴になるものもありません。
世界中の会員たちが互いの顔を全く知らないまま、神様に祈りを捧げています。私もその一人だと思います。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私のひとつの夢は、祈りの会を小規模でもいいからつくる事でした。同じ同志たちで神様に祈る祈りの会をつくりたかったんです。一人で祈るより、皆で祈ったほうが力が入り、集中でき、実りある祈りになると感じたからです。
この「最も小さい霊魂の会」は、日本のヨハネ版と言いましょうか、世界には名もなき隠れた謙遜な最も小さい霊魂がいると思います。
そんな中で、「最も小さい霊魂の会」の本が私の手の中に収まり、そして、読むことができ、そして、このような思いを起こさせたという事は、神様のお導きではないかと思っています。
(john note ~魂の日記 2017/07/15 「最も小さい霊魂の会 入会案内」より引用)
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祈ることは簡単なこと?
答えはNOです。
私は、3つの簡単な祈りを一日に一回祈りましょうという私的祈りの会、日本の最も小さい霊魂の会を立ち上げました。
しかし、毎日続けることは難しいのです。病気になり寝たきりになった時は全く出来ませんでした。疲れて忘れてしまう時も正直ありました。・・・・・・・・・・・・
(john note ~魂の日記 2018/04/01 「聖母のメッセージを広める人には大いなる
責任が伴う」より引用)
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三つの小さな祈りの簡単な説明
①コンソラータの祈り
「イエズス、マリア、あなたを愛します。霊魂を救ってく ださい。」
1935年10月6日、イエズスはコンソラータにこの祈りを自らお伝えになり
慰め、安心させてくださった。
シスター・コンソラータ(ピエリナ・ペトローネ:1903~1946)
1936年7月の初土曜日にイエズスは「最も小さい霊魂の会」をコンソラータに示された。
②緑のスカプラリオの祈り
「聖マリアの汚れなき御心よ、今も臨終の時も我らのために祈りたまえ」
1840年9月8日に聖母マリアがシスター・ビスケイブリュに御出現され伝えた祈り。
シスター・ビスケイブリュ 緑のスカプラリオの両面
(1817年~1903年)
この祈りはとくに信仰をもたない人々の回心のために示された。
緑のスカプラリオに捧げる祈り
十 緑のスカプラリオの聖母マリアよ
この緑のスカプラリオの祈りがあなたを称える
すべての人の祈りに結ばれて永遠の歌となりますように。
アヴェ・マリア!祈りよ、とどけ、スカプラリオにのって。
③不思議のメダイの祈り
「原罪なくして宿りたまいし聖マリア、御身によりたのみ奉る我らの為に祈りたまえ」
1830年7月18日に聖母マリアがシスター・カタリナ・ラブレに与えた祈り。
この祈りを唱える者には神の母聖マリアの特別の保護が与えられると
言われている。
『沈黙の聖女』 聖母がシスターに示した
聖カタリナ・ラブレ 「不思議のメダイ」
(1806年-1876年)
ー スカプラリオについてのいくつかのおことば ー
*「いつの日にか、ロザリオとスカプラリオにより、わたしはこの世を救います」
(聖ドミニコに告げられた聖母マリアのおことば)
*「ささいなことに重大な恵みがつくことが多い」 (聖マルガリタ・マリア・アラコク)
聖マルガリタ・マリア・アラコク イエズスより聖心の啓示を受ける
*スカプラリオは聖母御自身によって天国から与えられた貴重な贈り物なのです。
したがってあなたのスカプラリオはあなたにとって深い意味を持つことになります。
「信心深く忍耐強くそれを身に着けなさい」と聖母はすべての霊魂に言われます。
「それは私の衣服です。それを着けていることはあなたが絶えず私のことを考え、
また私もいつもあなたのことを考え、あなたが永遠の生命を確保するよう
あなたを助けることを意味します。」
スカプラリオやメダイはカトリック教会では「秘跡」に準ずる「準秘跡」と認められています。
秘跡とはイエズス・キリストによって定められた感覚でとらえられる印であって、
これによって目に見えない恵みと聖化が霊魂に与えられます。
スカプラリオやメダイは司祭によって祝別され、人びとの信仰を増すために用いられます。
秘跡は見た目は、みなさりげない、威圧感も豪華さのかけらもありません。
洗礼しかり、御聖体しかり。洗礼は水を注ぎ洗うという行為、御聖体は小さな薄い形のパンの姿、
どちらもシンプルの極み、しかしながら神はそのように見える、形、しるし
で人間を永遠の命へと招かれているのです。
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(最も小さい霊魂の会の理解を増すために下記に、ロレンツォ・サーレス著
シスター・コンソラータ「愛の最も小さい道」113~114頁を引用しました)
イエズスは「最も小さい霊魂」の会を示したもう「最も小さい霊魂」の会は、イエズスの聖心のこの新しい示現の具体的結実である。そしてこの会は世界じゅうに広がり、永遠まで続くのである。絶え間ない愛の祈りは、コンソラータの愛の生活そのものであったが、はじめそれを他の霊魂にも伝えるべきものとは考えていなかった。
だが時がたつにつれ、だんだん他の人も同じ道を、自分にならいながら歩むことができる、また実際に歩むだろうという照らしを神からいただいた。コンソラータの愛の召し出しの結実が最初に暗示されたのは、一九三四年八月十七日であった。─イエズス─「あなたが臨終の息をひきとる直前に歌う最後の「イエズス、マリア、あなたを愛します。霊魂を救ってください!」を私は拾い集め、あなたが生涯に書き残したものを使って、何百万人もの霊魂に伝えよう。彼らは罪人であるけれども、その愛の祈りを歓迎し、信頼と愛のこの単純な道へと、あなたのあとに従って進むだろう。そしてその単純なやり方で私を愛するだろう。」「愛の最も小さい道」を全世界に広めるため特別の運動が必要だというわけではないが、コンソラータの指導司祭をお定めになったあとで、イエズスはその会のことと運動のことをお示しになった。─イエズス─「この司祭は私のすべての希望をそのまま、自分の希望とし、私が望むとおり、その会と運動を全うするだろう。」(一九三五年十二月十四日)
コンソラータがこのことばを新しい指導司祭に伝えた時、「なんの会と、なんの運動でしょう。私にはわかりません。」と言った。神のみわざはいつもみな同じ趣向に従う。すなわち、まず隠れた準備、小さなあまり目だたぬ地味な出発、そして不可欠な試練、それに打ち勝って強い活力で確かな発展を遂げること。──この「最も小さい霊魂」の会もそのとおりだった。修道院の沈黙の中で、全く隠れた霊魂に始まり、その種がすでに芽を出しても、その種を蒔かれた霊魂すら気づかず、のちにその会について知らされても、なお隠れたままで、より完璧な自己献身の戦いの中に、その霊魂は投じられたのである。
会というけれども、普通の手続き、例えば申し込み、会則、バッジなどを要する会とは違い、霊的な道である。そして召されたと感ずるすべての人が、形式的な手続きなしにだれでも歩むことができる。だがこの道を歩む霊魂は不安に迷わず、愛の召し出しという同じきずなにしっかり結ばれ、その召し出しに対して、絶え間ない愛の祈りをもってこたえるという同じ実行方法を持つという意味では、やはり会といっていいだろう。そしてこの「最も小さい霊魂」の会員たちこそは、お互いに知らず、地上で一度も会うことがなくとも、教会の最も精鋭活発な軍隊として世界の霊的再建のため、大いに活躍するのである。
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以下の「兄弟ブログ」もぜひごらんください。お互いの知識を補うような関係となっています。
(1)「緑のスカプラリオ」の説明用リーフレットが公開されています。
https://blog.goo.ne.jp/nyaako28
祈り方の説明・歴史、由来、その意味・効果・特長などが簡潔に記されています。「緑のスカプラリオ」を購入されたときにこれをみれば、使い方がすぐにわかり祈れるようになります。
(2)「最も小さい霊魂」の会を知っていますか?
https://blog.goo.ne.jp/hanaku6
イエズス・キリストご自身がシスター・コンソラータに啓示して創設させた「祈りの会」のことが詳しく書かれています。また、永遠の命にいたる「三つの祈り」についても説明されています。
(3)
少しでもカトリックの教えに関心のある方々が、この要理を読んでカトリックの信仰が決して子供だましのような教えではなく、論理的に堅固であり、十分に説得的であることを理解してもらえば本望です。
ー以上ー
→ 「最も小さい霊魂の会~永遠の命に至る小さな三つの祈り」につづく
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