被昇天の聖母マリア
緑のスカプラリオを配る方の人数が増えるにつれ、今まで一人ひとりに
手紙で説明していたことをパンフレット(あるいはリーフレット)などで
作成する必要がでてきました。
情報源としては正確なものが必要とされるので基本的な書物として
「緑のスカプラリオとその恵み」マリー・エドアルド・モット神父著
(いつくしみセンター発行)を入手することができました。
緑のスカプラリオを配っていて気付いたことなのですが、不思議のメダイなど
と異なり、このスカプラリオのことを知っている人はカトリック信者のなかにも
少ないということでした。これは何か歴史的事情でもあるのかもしれない
と思っていたら前記の本のまえがきにこう書いてありました。
ー「かつて日本でも「緑のスカプラリオ」の信心が広がった時期がありました。
しかし、残念なことに、一部の心ない団体が関わったために、このスカプラリオ
への信心自体が悪いもののように思われ、信心は下火になってしまいました。
今回、この冊子の刊行を通じて「緑のスカプラリオ」への信心を再興する
一助となれば幸いです。ー
(以下は「緑のスカプラリオ」がなんであるかの要約となっています。
参考のため引用させていただきました。)
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シスターー・ビスケイブリュに御出現(1840年9月8日)になった
聖母マリアのお望みはこれでした。
* 緑のスカプラリオを身に着けること。
* スカプラリオの裏面に書かれた祈り 「聖マリアの汚れなき御心よ、今も臨終の時も我等の為に祈り給え」
を唱えること。
誰もがこのスカプラリオを身に着けることができます。まだ洗礼を受けて
いなくても、たとえ罪人であっても構いません。お財布に入れておいても、
部屋のタンスやベッドに備えておいてもよいのです。
祈るのも、本人が唱えても、プレゼントした人が唱えてもよいのです(代願)。
ただ信仰をもって行うなら、自分の上にも、祈りを捧げる相手の上にも、
豊かな恵みが与えられることでしょう。特に臨終のときに。
このスカプラリオを信仰をもって広めるよう、聖母マリアは望んでおられます。
聖母の助けによって、多くの人が主の救いのみ業に与り、天の御国へと
進むことができますように。
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*ここで少し聖母マリアの御出現について説明いたします。
「聖母マリアが人びとのまえに出現された」といわれると驚く人が多いと思います。
カトリック教会は昔から聖母マリアを最高の聖人として敬ってきました。
そしていままで聖母の御出現の報告は非常に多く、伝えられた話としては数千件にも
およぶといわれています。
そのため教会は御出現の報告があった時は、しっかりと調べてほんとうに真実であると
認めたもののみ公認してきました。このため、不思議のメダイの聖母(1830年)、
ルルド(1858年)やファチマの聖母(1917年)などいままで認められた御出現は
数十件にも満たず決して多いものではありません。そしてこの「緑のスカプラリオ」も
ローマ教皇ピオ9世より1863年と1870年に公認されました。
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ちなみに緑のスカプラリオはもちろん海外でも普及しています。
例えばアメリカでは”The Society of the Green Scapular"という
アメリカ版緑のスカプラリオ普及協会という組織がありまして、
精力的に配布と啓蒙の活動を行っているようです。
英文の説明では前記した「緑のスカプラリオとその恵み」の内容を踏襲しており
安心して読むことができました。しかも、このサイトでは、この著書の英語版
The Green Scapular and Its Favors が公開されており、無料で
ダウンロードできます。
なお英語の祈祷文は次のようになっていました。
"Immaculate Heart of Mary, pray for us now and at the hour of death."
汚れなき 心 マリアの 祈り給え 我らのために 今も の時も 我らの死
アメリカの緑のスカプラリオのポスター 英語のリーフレット付きの緑のスカプラリオ
*ちなみにアメリカでは普及宣伝活動のために「緑のスカプラリオ関連グッズ」まで
購入できるのには驚きました。
緑のスカプラリオTシャツ
緑のスカプラリオマグカップ
(その3に続く)
☆おしらせ(1)
少しでもカトリックの教えに関心のある方々が、この要理を読んでカトリックの信仰が決して子供だましのような教えではなく、論理的に堅固であり、十分に説得的であることを理解してもらえば本望です。
おしらせ(2) 聖母信心書の決定版である「聖母マリアへのまことの信心」をご紹介します。➡ https://ameblo.jp/cha6ku6/entry12533328485.html
歴代の教皇からの推薦もあります。全11巻となっていますので、第一巻からお読みください。>
長く伝えることにより多くの支持者が出てくることでしょう。
タイトルのボンクリのは取った方がいいかとも思いました。
実はボンクリの意味を最近まで知りませんでした。
どうぞ、根気よく自分の信仰を書き続けてください。
私のほうは少しずつ体調が良くなっていっている感じです。
あくまでも、そういう感じがすると思っているだけなんですが。