
採点競技は心臓に悪いと言いながらも、





安藤選手は良い演技をした後でも、あまり自分の感情を出さないと思っていたのですが、今回は、足まで使って「よっしゃ~










今シーズンの安藤選手は、繊細でしっとりとした表現と安定感があって切れのあるジャンプで、自身の魅力を存分にふりまいて、円熟味を醸し出しています。新しいショート・プログラムの楽曲も衣装もパフォーマンスもすべてが美しく、フリーはミキティらしい構成になっていて、スピンも多彩で、終盤のスピンはカタリーナ・ヴィットさんへのオマージュのようで嬉しいです。





エキシビションでは、心のこもった演技の後、ミキティはうっすらと涙を流していた感じでしたが、今までの人生が走馬灯のように脳裏に過れば、感無量になるのも当然です。私は毎年全日本を観ていますが、今回は格別でした。可愛い高校生だったミキティが六年の歳月を経て、美しい大人の女性のアスリートに成長して、見事な演技を見せた心に残る大会になりました。



また、将来を担う村上佳菜子選手の若さで弾けるような演技も観ていて心躍りました。






鈴木明子選手は悔しい思いをしたでしょうが、それをばねにして、是非、来年も頑張って下さい。
