しばらく何を書いてよいのか分かない日々が続きました。阪神大震災を経験した私達にとっては、この度の震災の苦悩は言葉では表現出来ません。津波、原発の爆発、長引く余震、物資の不足、寒冷な避難所とすべてが厳しく切なくお悔やみ、お見舞いの言葉が適切に見つかりません。それほど今回の災害は私の想像を超えたものでした。
こんな時だからこそ、関西人は元気に明るく、被災地の人達を励ますべきなのか、それとも自粛するべきなのか、それさえも分からなくなる時があります。
教室の生徒さんも様々な事情で体調を崩されている方がいます。生徒さんの御親戚が東北にいらっしゃって心配していましたが、ようやく先日、連絡が取れて皆様のご無事が確認出来たそうです。私も本当に嬉しく思います。ずっと長らく教室に来て下さっている生徒さんは私にとっても親戚のように感じます。悲しみや喜びを分かち合ってここまで一緒にやって来たという思いが致します。私自身は、平素と変わらず仕事を続けて、前向きに毎日を丁寧に過ごしていきたいと思っています。被災なさった方々には今は義援金を送ることくらいしか出来ないのが心苦しいですが、これからも被災地のことをずっと考えて暮らしていきます。
大阪もまだ天候が芳しくないことが多いのですが、先日、暖かい日差しが戻った時、大阪城公園の梅林を見て参りました。東北地方にも早く春が訪れ、そして再び美しい景観が蘇りますよう心よりお祈り申し上げます。