イタリアのORSIもクリスタルマウスピースを作ってたみたいです。
青色のガラスで、普通にヤマハとかで一般的に売ってたそう。
左右のスリットが、下まで貫通しているのが特徴です。
私が持っているのは、Selmer by ORSIで、フェイシングが同じイタリアのポマリコとは比べ物にならないくらいきれいで、1.20mm以上ありそうですが吹きやすいです。
あまり重くないので、クリスタルガラスではなく、通常のソーダガラス?ミネラルガラスだと思います。
O'Brien(オブライアン)のマウスピースは。ガラス製のマウスピースながら、エボナイトのマウスピースと違和感が少なく、とても吹きやすいメーカーです。
もう廃業してしまったメーカーなので、手に入れることは少しむつかしいですが、アメリカではポピュラーだったみたいでeBayでは結構数が出てきます。
よく出てくるのは、Selmer-Clarion by O'Brien HS**で、1.20mm/16mmくらいのフェイシングがつけられています。B40とかより吹きやすいです。
初代、ハリー・オブライアンが製作したものがよいといわれ、少し青緑がかったガラスです。(コーラ瓶の色)
滅多に出てきませんが、オブライオンから仕上げ前のマウスピースを仕入れて、独自のフェイシングをつけてた個人工房が存在してたそうです。
オブライアンは、ポマリコとは違う、独特なスリットが左右に3本ずつ入っているので、わかりやすいと思います。
クリスタルガラスでできたマウスピースは、とても個体差があり、吹きにくいもの、吹きやすいものがあります。
お店でたくさんの中から吹けたらいいのですが、そうもいかないので、選ぶコツをお伝えします。
Pomaricoから選ぶ場合。
マウスピース製作の職人さんが変わってしまったそうで、買うなら
①モデル名が、No.2などの古いモデルは、非常にきれいなフェイシングがつけられていることが多い。
②Vandoren A1,A2、Mittchel-Lurie、SelmerなどのOEMモデルは、仕上げがとても丁寧。
③CGやWiZaRdやBlackなどの色付きガラスモデルは、職人さんが違うらしく丁寧。
④モデル名がRubyなどのジュエルシリーズ、Tokyoなどのシティシリーズは、まともなものを探すのが困難。通販では絶対に買わないほうがいいです。
ある程度ちゃんと形ができているマウスピースでないと、リフェイスも断られます💦
イタリアのブッキも、有名なガラス製マウスピースのメーカーです。
ポマリコより、はるかに吹きやすかったです。
ただ、価値が分からず、メルカリで売ってしまったので惜しまれます。すぐ売れたので、誰かが吹いてるんだと思う。
海外からクラリネットを買ったとき、ケースにおまけとして入ってました。
新古品は、はずれが多く、実際に吹いてたっぽいのは、あたりが多いです。