charomoの楽書き帳

自由気ままに書いて行きたいと思います。

フィンランド 北欧の旅 サーリセルカ編5 犬ぞり

2011-02-28 | フィンランド
犬ぞりサファリに出かけるには防寒着の着用が必要です。

スキーウエアーに長いダウンコートだけでは寒さに耐えられないとの事。

まず、この部屋に用意されている防寒つなぎをスキーウエアーの上から重ね着します。

そして今履いている靴下の上に更にもう一枚、毛糸の分厚い靴下(登山用の靴下)をつけて底の厚い防寒ブーツを履きます。

手には手袋の重ね着け。一番上にとても分厚い皮で出来たミトンを着用します。

これで準備万端!!

少々の寒さは全く感じられないくらいの重装備になりました。




その状態でホテルから車で走ること15分。

目的地の犬ぞりキャンプに到着~

既にどこからともなく犬の鳴き声が響き渡っています。

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まず最初にインストラクターからのレクチャーを受けます。(これがまた英語…)

もともと『犬ぞりなんて座っていれば誰かがどこかに連れてってくれる』と安易に思っていたのですが、ところがどっこい

自分たちでそりを操作しなければならないのです。

2人一組になり、後に立つ人間がそりを操る人。

『前の人』は座っていればいいのですが、操作する『後の人』はそりの板の上に足を置き(この板がまた細い~)真ん中にあるブレーキペダルを使って減速やら停車したりするのです。

何組かで連なって行く為、前の人を見ながら後の人達に右手を上げてGoサインやStopサイン、徐行サインを伝達します。

本当にこんな簡単なレクチャーでそりを操る事が出来るのか(女性は特にカーブで重心をかけるのが下手なのでよく振り落とされるらしい)とっても不安なのでした。

習った事~

走っている時はそりの両板の上に足を載せる。
ブレーキは真ん中。止っている間は絶対にブレーキから足を外さない。
上り坂は犬達もきついので一緒にそりを押してあげる。
カーブ時は重心を傾けて曲がる
Goサイン→右手をエイエイと2回上げる。Stopサイン→右手を上げる。徐行サイン→右手を横にのばす。

以上でした。




そりはと言うと… 思っていたよりも、ちゃっちい造り~ 大丈夫かなあ

木の枠組みで、シートのところにトナカイの毛皮が敷かれています。

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さあ、ワンこうの所に向かいます。

こちらのハスキー犬はやや小柄~ いい顔してます。

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みんな走りたくて走りたくて、うずうずしてるのがわかります。

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早く走らせろよ~ワンワン

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スッタフの人達が順番に木の杭に結ばれた犬達の綱を外して行きます。

この綱を外された瞬間に犬達が走るのでそこからが犬ぞりのスタート。

最初は私が前で座る事になったのですが、それでもなんだかドキドキ


いよいよ私達のそりの順番がまわって来ました。

スタッフの人が、一生懸命固く結ばれた綱を外そうとした瞬間、一匹の犬がハーネスを外してピューーーと物凄い勢いで前のそり目がけて走って行ったのです。

ありゃりゃ~

しょうがない一匹抜きで行ってくれと言わんばかりに綱を外されました。

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外されて自由の身になった犬達は、ここぞとばかりに猛スピードで走って行きます。

完全に私は犬ぞりを舐めていたことがここでわかりました。

出だしから思いっきり叫んでいる私がいる~

ワア~~~  キャーーーー 落とされるーーーーーー

必死で両脇にある木の枠を握ってました。

地面に近いだけあって体感速度はかなりのものです。

なだらかな雪道ばかりかと思えば、あっちこっちに雪の塊があるのでそれを踏む度にそりはジャンプして体が浮いてしまいます。

遊園地にあるスリル満点のアトラクションなんかより、よっぽどリアルスリルを味わう事ができます。

スピードにも慣れて来て少し余裕が出て来ると周りの景色も目に入る様になりました。

何この景色~

美しい大パノラマの雪原の中を犬ぞりで走って行く爽快感は今まで味わった事ないもの。

なんだかテレビの映像の中にいるような錯覚さえ覚えます。

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しばらく走ると私達の逃げた犬に追いつきました。

犬はハーネスをつけてもらい無事そりに戻って来ました。

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走る~ 走る~ 犬達の体からは湯気が出てます。

ついでに走りながら、うん◯やおしっ◯もしています。(これはすごく不思議と言うか、器用だなって感心してしまいました。寒冷地の犬はみんなそうなのかなあ

うん◯やおしっ◯、座席に飛んで来ないかと別の意味でドキドキ。 

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半分程走った所で、犬の操作を交代しました。

初犬ぞり運転?

因にこれは前で座った位置からのカメラ目線~

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そしてこちらは後に立った時のカメラ目線~

最初不安だった犬ぞり運転も、慣れれば前より遥かに面白い~ 自分が犬達を操ってるって言う実感が沸いて来るんです。もうめちゃくちゃ楽しいーーーーーーーー

上り坂に下り坂、広い道に狭い道どれも迫力満点!!

案の定、上り坂に差し掛かると犬達のスピードもダウン。

まるで車のローギアの如く、『う~ん う~ん』と皆力一杯引っぱってくれています。(もちろん言われた通り私も後から押してあげました

再び走り出した時、突然前のそりが止まりました。

すかさず両足でブレーキペダルを踏んだのですが、全体重をペダルにかけたにも関わらず物凄い力でズルズルと引きずられ前のそりのおねえさんの足下まで犬達が来てしまいました。

車間距離ならぬ犬間距離は必ずあける様にと言われたのに、私の体重が軽いせいか何度も前のそりにくっついてしまうのです。

なのでなので、もっと犬間距離をあけてやろうーーーーと思い、前のそりが走ったにもかかわらず、ずっとブレーキペダルを踏んだままにしていると今度は、

『なんだ、なんだ、なんで走らせてくれないんだよーーー』と言わんばかりに一斉に犬達が振り返って私を見るんです。そのしぐさがなんともかわいい~ キュン

そんなこんなで約2時間ほどそりを堪能しました。

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キャンプに戻ると待っていたのは、

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暖かいベリージュースとパンケーキ~

指先と足先が凍傷寸前のごとく冷えた体にはこのジュースが最高のごちそうでした。





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2 Comments

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茄子姫殿 (charomo)
2011-06-04 13:29:04
すぐに、こわさは快感にかわりますよ。

フィンランドに行ってもう一度やりたい事…

ずばり、それは犬ぞりです。
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一見・・ (なす)
2011-06-04 12:39:19
こわそうに見えて
慣れるとそんなに楽しいものなのですね・・・。
二時間も乗っていたなんてびっくりです。
でもまっ白い平原を犬ぞりでかけぬけるなんて
ほんとに普通じゃできない体験で気持ちいいんだろうなあ~と思いました!
私の場合こわさに慣れるかな??
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