charomoの楽書き帳

自由気ままに書いて行きたいと思います。

フィンランド 北欧の旅 サーリセルカ編9 リベンジ オーロラハンティング

2011-03-27 | フィンランド


お星様の全く見えない猛吹雪の中、バスはまたもや日本人オーロラ大好き人間達を乗せてオーロラハンティングに向かいました。

この日は残念ながらミッキーの調子が悪いとの事でガイド無し(私達は二度目だったので前回にミッキーのガイドは聞いてました)

別のスッタフのおじさんがバスに乗っていたのですが、その事を説明するや否や、『じゃあそう言う事で、いってらっしゃ~い』と言いながらバスを降りて私達に向かって手を振っていました。

もちろん、バスの中は日本語の全く喋れないフィンランド人運転手のフィンとその他大勢の日本人だけ。

会話が成り立つ訳ありません。

ひたすらフィンは携帯片手にモクモクと北へ北へと走っていきます。

昨日のミッキーのガイド付きハンティングとは打って変わって、まるでお通夜の様に静まり返っている車内~

それでもフィンは一生懸命自分の役割りを果たそうとしています。

猛吹雪の中、バスを途中停車させては、一人見える訳も無いオーロラーを探しに外へ出たり入ったりを何度か繰り返していました。

日本人のガイドさんならここで、『やっぱり雲が多くて見えないですね~』とかなんとか言いながら車内に入って来るはずなのですが、フィンは日本語ダメなので無言で静かに入って来ます。

そのうち、静かな車内にはところどころイビキが響き渡っていました。

無言で運転するフィンとイビキをかいて寝ている日本人達~

心なしか、フィンがちょっとかわいそうになってきたのですが、そういう私もいつの間にか熟睡…

気がつけばサーリセルカの町に戻っていました。

そうなんです、今回はオーロラハンティングと言うより日本人居眠りツアーになってしまったのです。

と言う事で残念ながら、サーリセルカ最後のオーロラハンティングツアーはまたしても不発に終わりました。




そして次の日の朝~

いよいよサーリセルカの町ともお別れです。

結局オーロラを見る事も出来ず、次なる目的地『ロヴァニエミ』に向けて出発の準備に取り掛かりました。




サーリセルカからロヴァニエミまでの移動は路線バスを使います。

一日に何本か往復しているのですが、時間帯に寄ってかかる時間もまちまち。

ゆっくりとお昼前ぐらいに出発したかったのですが、その時間帯では所要時間が、な、な、なんと5時間以上もかかってしまうのです。

なので少し早めのam8:50発のバスに乗る事に。

これならば3時間半でロヴァニエミに行く事ができます。

バスターミナルは、ちょうど宿泊しているトゥントゥリホテル前。
(実はこのホテルを選んだ最大の理由の一つとしてバスターミナルがホテル前にあると言う事だったのです。なんせ重い荷物を移動させないといけないのでそれなりに楽する事を考えないとね

外は相変わらず吹雪いています。

そうこうしているうちに時間通りにバスが到着~

さっそく乗り込みました。バスは全てクレジット払いなので超楽です。




路線バスにしては対面シート有りのデラックスな造りになっています。




長時間のバス移動には心配が付きものであるトイレもちゃーんと完備されています。




一日めの時の朝とは違い外は暗くてとても寒そうです。

こう言う時に暖かい車内で寛ぎながら目的地へ行けるって、ひと時の幸せを感じます




バスはT地路にさしかかりました。

左へ行くとイバロ空港やオーロラハンティングで行ったイナリ湖のある北方~

一方、右は南方で『ロヴァニエミ』へ行くとルートです。

当然の事ながらバスは右折。

これから南下して行きます。




道路の両側は、まるで無数のクリスマスツリー

ちょうど水墨画の様に白と黒の世界が続きます。

たまにトナカイが側道を歩いています。


しばし車窓を眺めながら熱い紅茶を飲んで一服




白黒の世界から赤い物が見えて来ました。なんとバスの停留所~

エエエ~こんな所にって思う様な場所にありました。

でも、なんだかかわいいバス停 雪の白に真っ赤な赤が映えています。




更に巨大な平地が現れました。

一面真っ白~

これは湖なのです。

フィンランドの国土の大部分が森と湖って言うのがすっごくよくわかりました。




そしていつの間にか心地よい揺れに睡魔が襲って来て爆睡




気がつけば休憩所に到着していました。

ここで15分の休憩~




早速バスを降り、トイレに駆け込みました。

ところがところが入口のドアにロックがかかっています。

よく見ればお金を入れる所が…

有料トイレだったのです。

小銭を持ってなかったのでどうしようかと思っていたところに、運良く別のお客さんが小銭を持ってやって来ました。

すかさず、開いた扉から一緒に中へと入りました。すると数人同じ様な事を考えている人達が私の後から入って来ました。

やっはりいくらクレジット社会とは言え、さすがにトイレにはクレジットが使えない様です。小銭だけは用意した方がいいですね




トイレから戻った後、おやつを買いました。

外国のドリンクって何書いてあるかわからない為、開けて飲むまではドキドキです。

とりあえず水とジンジャエール擬きを買いました。




それから、スイーツにも目がない私は生クリームのいっぱい挟まった揚げパンとアイスクリームのビスケットサンドも買いました。




買い物を終え、再びバスに戻ると新しい乗客が斜め前に座っていました。




なんと犬と一緒です。私の顔を見るなりワンワンワンと吠えまくり~ そんなに人相悪く無いのに




揚げパンとアイスクリーム~

本当は美味しそうでしょうと言いたかったのですが、揚げパン紙に包んでくれたので綺麗にホイップされた原型が跡形も無くなっていました




揚げパンほお張りながら残り2時間の道のりを出発~




休憩場所のお店を出ると再び、水墨画の世界が続きました。
 



約一時間程走った辺りから、お店がちらほら見えて来ました。

目的地に近づいて来たのです。






そして漸く長い道のりの末、目的地の『ロヴァニエミ』に到着~

サーリセルカとは違いかなりの都会でした。






最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。