charomoの楽書き帳

自由気ままに書いて行きたいと思います。

サムイ島旅行記 第二章 島一周

2007-01-28 | タイ サムイ島
パゴダを後に象のトレッキングを目指し、どんどん厚くなる雲の下を走っていると、手の甲になにやら冷たいものがあたった。もしや、と思った瞬間それが頬にもあたりだし、みるみるうちに地面がドット柄に変わっていった。周りを見渡すが、町で無いため手頃な場所が見つからず、あきらめかけたときに、小さな駄菓子屋さんらしきお店の前でおじさんが手招きしているのが見えた。すぐにバイクを止め、軒先に入れさせてもらった。スコールであってほしいと願いつつ、せっかくなので店先にならんでいるお菓子やドリンクに目をやり財布の紐をゆるめてみた。



しかしながら、初めて見るようなお菓子ばかりで味の保証がされていない為ここはドリンクにしようと思い冷蔵庫に手をのばした。まず目についたのが日本のヤクルトに似た乳酸菌飲料だった。お茶もあったが、以前プーケットでお茶を買った時、何とも言えない甘さにおどろいた経験があったため、それはやめた。その横に、フルーツみたいな写真入りの茶色の飲み物があった。どうしようかと迷ったが、飲んだ事がなかった為、躊躇する自分を押し切って『何事もチャレンジだ!』のチャレンジ精神で買ってみる事に。



まず、乳酸菌飲料から飲んでみた。これは日本人にもなじみのある味で、普通においしく飲めた。
次に茶色の飲み物。これは蓋をあけると不自然なくらいたくさんの量が入っていた。おそるおそる飲んでみた。嫌な予感は的中!妙な甘さが口の中にただよい鼻から抜けていった。とにかく、タイ語がまったくわからない私には、なんのジュースかを飲んでから当てようと思ったが、その意欲もうせてしまった。甘いなんてもんじゃない。どういう甘さかと言うと、小さい頃にお医者さんで処方してもらった液体の飲み薬の味。でも…もったいないからもう一口。それが限界だった。ごめんなさいと心の中で言いながら、茂みに隠れて残りを捨ててしまった。未だになんのジュースか謎である。
そうこうしているうちに、空に日差しが戻ってきた。そろそろ出発することに。

10分くらい走ったところで、坂道があらわれた。急勾配の坂道をどんどんあがていくと、象を発見!…先走る気持ちを押さえながら象のもとへ。しかし客の姿がまばらで(閑古鳥?)カードもつかえずおまけに所持金も少なかったため、トレッキングはあきらめて、テナガザルと戯れる事に。





気がつくとお昼を食べてない事を思い出し次ぎなる目的地へ。楽しい時間を過ごしていると結構食べる事を忘れるものだ。
バイクにまたがり、出発地点のちょうど真反対側にあるナトンタウンにむかった。しばらく走り続けると、どんどん交通量も増えにぎやかになってきた。そろそろ目的地も近い。左のカーブを曲がったところで海が見えてきた。再び止まって地図を見る。海岸線沿いに埠頭が見える。やはり、ここがナトンタウンである。先ほどとは、打って変わって景色が異なり、旅行会社やオフィスらしき建物が立ち並ぶ。とりあえず腹ごしらえの為に、食べるところを探す事に。
船着き場の前にこじんまりとしたお店を見つけた。雰囲気がよかったのでここでお昼を食べる事にした。お店の中には、焼物のコーヒーカップが棚にたくさん並べられ、奥にはタイの雑貨がディスプレイされていた。





オーナーらしき人がメニューをもってきたが、よくわからなかったのでお薦めを注文した。
お薦め通り味は期待を裏切らないおいしさだった。
しばらく食べていると犬がやってきて私の横にすわりこんだ。タイは犬が多い。また、飼い犬なのか野良犬なのかさっぱりわからない。1ついえる事は、どの犬もおとなしいのである。というよりどの犬も情けない顔をしている。

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お腹も落ち着いたのでマッサージのお店を探す事に。食事をした店から3分程歩いたところで見つけた。表でおばさんが、食事をしていた。食事の手を止めさせ、さっそくマッサージの値段交渉。
フットマッサージか全身マッサージか迷ったが、歩き疲れている訳も無く足はやめて全身を選んだ。マッサージルームに入りズボンをはきかえ、わくわくしながら寝て待っていた。そこへマッサージのおねえさん登場。
まず足のマッサージから始まったのだが…なんか様子が違う。いつもの気持ちいいのじゃない。とにかくあぶら汗が出てくるほど痛いのである。最初だけかと思い必死で我慢していたが、限界が近づいてきた。ふと後ろを振り返ってみる。なんとおねえさんは、わたしの上に乗っていたのである。それも全体重をかけてわたしの右の太ももに。足の裏でグリグリ。やられるたびに悲鳴に近い声がもれる。『しまったマッサージの種類が違う!』でももう遅い。言葉も通じないのでひたすら我慢。『なにか私に恨みでもあるの?』とでも言いたくなってきた。
いつもなら極楽へいけるような気分であるが、この日は地獄に行った気分だった。マッサージを終えた後、お茶をだしてもらった。なぜかお店の人達はあせっているようである。すると、みんな一斉に靴を履きだし、私たちに、今から出張マッサージなので行ってきま~す!と言わんばかりに全員出て行ってしまった。お店にとり残された私たちは目が点になり、とりあえず出されたお茶を一気に飲みほした。不用心だと思いつつも、だれもいないお店を後にした。


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3 Comments

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わおわお (茄子姫)
2007-01-28 21:18:59
やはり文学的作品のような旅行記になってきているでござるでも楽しい旅行記でござる♪

地獄マッサージにはびっくりでござるがお勧め料理はわらわも食べたいでござーる
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まだまだ先は長いでござる (charomo)
2007-01-28 21:47:51
少し描写が細かすぎて読みづらいのでは?ついつい思い出した事をかたっぱしから書いています。
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顔が? (pee)
2007-01-29 21:43:06
へのへのもへじ?
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