タヌゥーの温泉日記☆跡地☆

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鳴子温泉郷 鳴子温泉 ゆさや旅館

2015-08-30 00:00:00 | 温泉記事
鳴子温泉郷(なるこおんせんきょう)は、宮城県大崎市にある、鳴子温泉、東鳴子温泉、川渡温泉、中山平温泉、鬼首温泉の5つの温泉の総称で、日本百名湯にも選ばれています。
今回は、鳴子温泉の中で創業380年の伝統を誇る元祖うなぎ湯の宿「ゆさや旅館」に宿泊しました。
なお、うなぎ湯は、ゆさや旅館の登録商標となっています。



木造2階建てのゆさや旅館は、国の「登録有形文化財」として登録されています。
ゆさや旅館には、男女別内湯と貸切露天風呂があります。



内湯は、大きい浴室と小さな浴室があり、大きい浴室が男性用の時は小さな浴室が女性用となります。
大きい浴室には、湯船が2つあります。



大きい湯船は熱めに設定されており、長湯は難しいかもしれません。



一方、五角形の湯船はぬるめに設定してあり長湯向きです。



内湯は、新うなぎ湯3号、山道新1号泉、山道新2号泉、山道新3号泉、山道新4号泉の混合泉で、泉質は、源泉温度90.2℃、pH=8.2の含硫黄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉です。
浴槽入れ換え時のみ加水して温度調節していますが、その後の加水はなく、加温、消毒なしの源泉かけ流しとなっています。
緑色した温泉は、かすかに硫黄臭がし、舐めると少し苦みがあります。



「元祖うなぎ湯」と銘打つだけあって、しばらく入っていると、肌がヌルヌルしてきます。
お湯自体は、それほどヌルヌルしているわけではありません。



なお、この温泉は日によって色が変わるようです。
初日には、大きい湯船も五角形湯船も透明だった温泉が、翌日には大きい湯船だけ白濁していました。





なお、小さい浴室は、こじんまりとしています。



泉質は、大きい浴室と同様です。



一方、茜の湯と名付けられた貸切露天風呂は、予約して30分間利用できます。
旅館の外にあり、駐車場の裏手を2~3分登っていくと建屋が見えてきます。



貸切風呂にしては、大きめの湯船です。



泉質は、山道新1号泉、山道新2号泉、山道新3号泉、山道新4号泉の混合泉で、源泉温度85.5℃、pH=7.4の含硫黄-ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉です。
無色透明で、ほのかに硫黄臭がしますが、味はしません。
なお、こちらは、一切加水、加温、消毒のない源泉かけ流しとなっています。



新うなぎ湯3号源泉が含まれていないためか、ヌルヌルというよりは、ツルツルとした浴感です。
少し熱めのお湯ですが、木々に囲まれながら、ゆっくりと過ごすことができます。



夕食、朝食ともに部屋食です。
モダンなメニューも含まれており、古臭くなく、味も満足できました。





ゆさや旅館は、特に接客が丁寧で、非常に快適に過ごすことができました。
なお、ゆさや旅館に宿泊すると、隣にある共同浴場「滝の湯」を自由に利用できます。
こちらは、内湯や貸切露天とも異なる泉質であるため、実質、3種類の温泉を楽しむことができるお得な旅館です。


宮城県大崎市鳴子温泉字湯元84
営業 日帰り不可
料金 日帰り不可


鳴子温泉郷 鳴子温泉 滝の湯

2015-08-29 23:57:36 | 温泉記事
鳴子温泉郷(なるこおんせんきょう)は、宮城県大崎市にある、鳴子温泉、東鳴子温泉、川渡温泉、中山平温泉、鬼首温泉の5つの温泉の総称で、日本百名湯にも選ばれています。
今回は、鳴子温泉の共同浴場、滝の湯へ行ってきました。



入浴券を購入して番台さんへ渡すシステムですが、隣のゆさや旅館に宿泊すると無料で入浴できます。



泉質は、源泉温度61.5℃、pH=2.8の酸性・含硫黄-ナトリウム・アルミニウム・カルシウム・鉄(Ⅱ)-硫酸塩泉(硫化水素型)です。



滝の湯には、2つの湯船があります。
メインの湯船はかなり熱めで、長湯は困難です。
ピリリとした浴感で、舐めると弱い酸味と渋み、硫黄臭が感じられます。



熱めのお湯が苦手な人のために、奥に小さな湯船があります。
こちらは、ぬる湯で長湯向きです。



これまでの写真でわかるように、滝の湯の温泉の供給方法はダイナミックです。
体を洗うところも、湯船への給湯と同じ仕組みです。



鳴子温泉に住んでいる方は、基本的には家庭用お風呂を持っておらず、共同浴場を利用するそうです。
したがって、この滝の湯にも、ひっきりなしに地元利用者が訪れます。
お湯は良いのですが、生活の一部となっているお風呂でもあるため、落ち着いてゆっくり浸かるという雰囲気ではありません。
なお、JR東日本の「大人の休日倶楽部」のCMでも使用された温泉で、サユリストは必見の共同浴場です。


宮城県大崎市鳴子温泉湯元
営業 7:30~22:00
料金 大人150円


小原温泉 岩風呂 かつらの湯

2015-08-27 23:55:16 | 温泉記事
宮城県白石市にある小原温泉の共同浴場、岩風呂かつらの湯へ行ってきました。



かつらの湯は、小原温泉旅館かつらやの駐車場の奥にあるため、遊歩道を1~2分歩いていきます。







入口で入浴料を支払い、奥で靴を履き替えます。



かつらの湯は、男女別浴です。



暖簾をくぐると下へ降りる階段があり、正面に脱衣所、左手に湯船が見えます。



湯船は、5~6人は優に入れる大きさです。



湯船の脇(出入口側)には、シャワーも備え付けられています。



しかし、シャンプー等は使用できないので要注意です。
排水が直接川へ流れるためだそうです。



シャワーの逆側(奥側)では、迫りくるように岩が出っ張っています。



かつらの湯は、目の湯という名の源泉が使用されています。
その泉質は、源泉温度53.2℃、pH=7.9の単純温泉です。
なお、湯口に飲泉用の枡が置いてありました。
口に含んでみましたが、かすかな硫黄臭が鼻に抜けるだけで、味そのものは感じませんでした。



湯船の温度はかなり高めで、体感で44℃くらいありました。
お湯は無色透明ですが、茶色い綿のような湯の花が浮いているのが確認できました。
特徴的な浴感はありませんでしたが、熱さによるほどよい刺激が気持ちいいです。



加温なし、熱い時期のみ加水ありの源泉かけ流しで、岩風呂の風情が楽しめる良質な温泉ですが、塩素消毒ありなのが玉に瑕です。




宮城県白石市小原字坂上66
営業 8:00~18:00(臨時休業あり)
料金 大人200円


若槻温泉

2015-08-09 23:56:19 | 温泉記事
長野県長野市にある若槻温泉へ行ってきました。
住宅街を通り抜け、高台を登ったところにある日帰り温泉施設です。
入口にある券売機で入浴券を購入し、受付の方に渡します。



若槻温泉には、内湯と露天があります。
これらは繋がっているため、脱衣所は1か所のみです。






内湯の浴室には温泉で満たされた水槽があり、その水槽の中を金魚が泳いでいます。
金魚は気持いいのか、甚だ疑問ですが、少なくとも生きてはいける環境のようです。



内湯は、源泉かけ流しですが、加温されています。



泉質は、源泉温度37.6℃、pH=7.3のナトリウム-塩化物泉です。
元々は無色透明の湯が、酸化することにより緑がかった土色のような色に変色するようです。



内湯の湯船には穴が開いており、ここから外へ湯が流れて出ています。
この流れた湯は、次に紹介する露天の湯船に利用されています。



露天には、湯船は3つあります。
その内の1つは、内湯の加温された湯が壁に空いた穴を通して流入しているため、他の2つの湯船よりも熱めです。





残り2つは、これまでの湯船と異なり、加温なしの源泉かけ流しです。
露天のメイン湯船は、写真右側の大きい湯船です。



湯口には、金色の鯉が光り輝いていました。
湯を舐めると、弱い塩味があり、少し金臭さと土臭さを感じました。



家庭用サイズの湯船は、日帰り温泉施設によくある「壺湯」をイメージしていると思われます。
お湯を独り占めしたい人はこちらに入ると良いでしょう。



若槻温泉の湯は、少しねっとりとした浴感です。
露天の加温なし湯船は、ぬるめでいつまででも入っていられる心地良さです。
しかし、塩化物泉のため大変体が温まり、風呂上がりは汗がしばらく引きませんでした。



穴場の日帰り温泉施設です。


長野県長野市若槻東条1300−3
営業 11:30~20:00(土日祝は10:30~)
料金 大人500円


小谷温泉 雨飾高原露天風呂

2015-08-09 23:55:42 | 温泉記事
長野県小谷村にある雨飾高原露天風呂(あまかざりこうげんろてんぶろ)へ行ってきました。
雨飾高原露天風呂は村営で、100mほど先にある雨飾荘の指定管理者「株式会社おたり振興公社(株式の100%を村が保有)」が管理しています。



場所は少し分かりづらいですが、道沿いにあるため迷うことはありません。



雨飾高原露天風呂は、男女別浴になっています。



脱衣所には、協力金(入浴料)ボックスがあります。



湯船はブナの木々に囲まれており、野湯のような雰囲気を味わえます。
なお、写真の上側に見えるよしずの裏にが女性湯船があります。



女性湯船は、男性湯船と同様の造りですが、一回り小さいようです。
参考に、先輩奥様に撮影していただいた写真を掲載させていただきます。



雨飾高原露天風呂の温泉は、雨飾荘から引湯されており、加水、加温、循環、消毒なしの源泉かけ流しです。
泉質は、源泉温度51.8℃、pH=7.0のナトリウム-炭酸水素塩泉です。
無味無臭で、舐めても味を感じませんでした。



浴槽内は、大量の湯の花が舞っています。
加水されていないため泉温が高く、長湯は困難です。
熱さに気を取られて、炭酸水素塩泉の特徴であるツルツル感はあまり感じられませんでした。
しかし、炭酸水素塩泉らしい、湯あがりの清涼感は抜群で、気持いい温泉です。



素晴らしい温泉であることに違いはないのですが、困ったことにひとつ難点があります。
それは、アブです。
湯に浸かっていないと噛まれてしまうのですが、一方で、湯が熱くてとても浸かっていられません。
夏は、この過酷な条件に耐えなければならないので注意してください。


長野県北安曇郡小谷村中土
営業 10:00~21:00(冬季休業)
料金 協力金