☆ C h e r r y B o m b ★

「幻の湖」サントラ★





左がDVDで右がCD

サントラ届いてから5日くらい
経つけど毎日聴いてます。

紙のケースでCDの他には
橋本忍 監督が書いたプロダクションノートやら
タワーレコード渋谷店 サウンドトラック担当の方の
書いた映画の概要や感想など

貴重な文書が添付されてます。

内容を読んでみると面白くて興味深い。

プロダクションノートですらぶっ飛んでる。
映画「幻の湖」がああなのも頷ける。

滅茶苦茶に仕上がったのは結果だけなんじゃなく
監督自身がそういったぶっ飛んだ内容にしたかったんだ。

全ては計画通りだったんだ。良かったーって思いました。

それが多くの人の理解を得られなかっただけか。

お市さんのこと

「集団としての人間の社会的な
モラルや理屈は一切通用しない
自分の納得できることのためだけに
敢て自己犠牲などは
おかまいなしに行動する人物」

って書いてあるし。

他にもいろいろと難しいことが書いてある。
「幻の湖」らしいし、これだけの映画を作るに相応しい監督だと思う。


サントラCDは東京シンフォニック管弦楽団 御一行様の演奏。


内容は映画で使われた音楽そのままって感じです。

全部で2トラック入ってて


例の笛の音→
オープニング→
タクシーで琵琶湖畔を走る→
石仏の前でローザがお市さんに
トルコ嬢を辞めアメリカに行くと宣言→
長尾との出会い→
シロとの出会い→
シロが単独行動してる想像→
東京へ→
陰鬱な一人ディナー→
日夏を追って→
ジョギング負けた→
お市さんに振り回されっぱなし湖東の旅→
沖島は私だと思ってた!!!→
戦国時代→
笛→
お市さんの決意→
シロの幻覚→
ラストスパート→
エンディング


という順番で入ってます。


オープニングからいきなりタクシーの
シーンになるのはちょっと驚いたけど。

大好きな1年前の夏のシーン飛ばしてるやん!!みたいな。


やっぱり私は1年前の夏を思い出すシーンと
シロとの出会いと湖東の旅でかかる音楽と

日夏とのジョギング対決やエンディングで流れる音楽が一番スキ。


CD聴いてみて気に入った部分は「お市さんの決意」で流れる音楽。

今まであまりスキ!!と思わなかったんだけど

始まりは弦楽器で音は強め。
それからホルン、フルートの少し寂しげな曲調。 

ここから「1年前の夏」のシーンの音楽と同じ。

オーボエのソロから始まりその後に弦楽器中心の
演奏になるんだけど、その部分が超優しくて大好き

琵琶湖の爽やかな光景が浮かんでくる。


「1年前の夏」のシーンの音楽はここで使われているので
オープニングのあとに入ってなかったんですね。


湖東の旅でかかる音楽はハープの後に
ホルン、オーボエ、クラリネットそれぞれソロなんだけど

この音楽かなりスキ。

エンディングは本家の「前奏曲」でもラストの一番盛り上がる部分。
終わり近くの音の強い楽器、トランペット、シンバル、ティンパニが
活躍する部分はサイコーです!!エンディングに相応しい


CD聴いててシーンごとの音楽の終わり方こんなんだった?とか
湖東の旅の音楽、映画と違う。そんなハープ響いてないし。

とか思ってて今日、映画の音楽のシーンだけサッと
音楽に集中してみてみたらCDと同じでしたね。

湖東の旅は二人が喋ってるシーンだから
あまり音楽が目立ってないだけで
ハープの音、強く入ってます。

映画観てる時だと映像と音楽は
7対3くらいの割合で意識が行ってるので

はっきりとこのシーンはこういう音楽。とか覚えてなかったんだけど

琵琶湖大橋でラストスパートかけるシーンの音楽いいな。
今まであまり気にしてなかったけど。

お市さん東京へ行くシーンの音楽とちょっと違うんだけど同じ曲調。

初めてこの映画を観た時、“湖の城”でのお市さんの発狂ぶりにも
めっちゃ驚いたし、階段を駆け下りる速さにもすっごく驚いたけど

最後に驚いたのは琵琶湖大橋のシーンでした。

こっちも息切れするくらい感情移入しながら観てて
お市さん頑張ってー!!!って応援してたら

そこで、えーーーっ!!!抜かすの~???って

超ビックリしました。


しかもエンドロールに

フランツ・リスト作曲
交響詩「レ・プレリュード」より
指揮 芥川也寸志

って書いてあるし!!
今までスルーしてたわ。。。


あと忘れてたけど陰鬱な一人ディナーと
戦国時代の場面で使われてる音楽は
完全にオリジナルのようです。


曲の流れで入ってるんじゃなく
シーンごと部分ごとに入ってるので
リストの「前奏曲」聴いた後だと少し
物足りない感はあるかもだけど

サントラCDに、「前奏曲」と「幻の湖」
両方を求めるのはちょっと欲張り過ぎかも。
映画の音楽がクラシック音楽だと知った瞬間から
好きなクラシック音楽1位は交響詩「前奏曲」になりました。

この前、ヨウツベでオーケストラの映像を観たので
ここの演奏はどの楽器。とか分かるようになったし。


届いてから毎日寝る時はサントラ聴いてるんだけど
イヤホンで聴いたらめっちゃいいっすよ。

毎日使ってるのに今更だけどイヤホンって素晴らしい。
生演奏聴いてる気分です。

怒り狂うお市さん東京へ行くシーンのおどろおどろしい曲は
寝る時、真っ暗な部屋で聞いてるとちょいと怖いけど。

安眠効果あるみたいよ。

最近あまり眠れないんだけどCD聴いてたら眠れる

自分が眠れない原因はベッドに入ってから
ケータイ操作しちゃうことらしい。

これやるとあっという間に2時3時になってる・・・

サントラ聴いてると目を閉じて
聞き入るからそれで自然と眠れてるみたい。


音楽聴いただけで色んなシーン
思い出して切なくなってくる。

走るだけじゃなしに長尾さんにまで
会わせてくれたシロがー!!!!!

なんでこんなことになるの・・・

ホントに泣きたい気持ちになる。。。


交響詩「前奏曲」本当に美しい音楽。

映画の魅力を120%引き出してると思います。


これだもん超大作になるわけだわ。

私の目に狂いはなかった。
「幻の湖」は、この上なくサイコーな映画です

こんな素晴らしい映画が存在してていいのかと思うくらい大好き





タワレコ渋谷店 サントラ担当者による映画紹介(左)と
監督のプロダクションノート(右)


グンナイ
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