長男・長女は損だと思うこと

長男・長女は損だと思うことランキング - gooランキング


私は長女、弟は長男。
子どもが2人で、異性同士ならば必然的にそうなるわけだけど…。

このランキングに関しては、私には全然当てはまらない。
喧嘩をすれば両成敗だったし、弟の方が成績が良かったので比べられることもなかったし。
しかも弟の世代から学習指導要領が変わったせいで、全く比較にならないということを親自身も分かっていた。

家を継ぐ…と言ったって継ぐような家じゃないし、弟は3年帰ってきていない。

というようなことを言うと、驚かれることが多いけど、私の周りは結構そんな家庭が多い。

父の代はどうだったか…。
子どもの頃の話を聞くことはあまりなかったので、印象に残っていないのだが、父は長男でありながら長男として扱われていなかったということは知っている。
「名ばかり長男」とでも言って過言はないかも。

両親（私から見れば祖父母）からはこれでもか、というくらいに馬鹿にされ、
「お前は馬鹿だから、大学には行かずに就職しろ」
と言われ続けていたらしい。
そして父が選んだ高校は商業高校。
本来なら、普通高校にも余裕で受かるだけの成績は持っていたのだが、両親が許さなかったらしい。
その後、高校を卒業して地元の新聞社に入社。
1年勤務しただけで、祖父の月収を上回ったらしい。
その給料は全額弟たち（叔父たち）の学費に消えた。

弟たちが大学・大学院を出た後、母と結婚。
こういう経緯もあったのだろうけど、父はお金に関してはとてもシビアだった。
私たち子どもや母に対しては、そうでもなかったけど、他人に出すものとなると、極端に嫌がった。

私が大学進学後、ノートパソコンが欲しい、と言ったことがある。
大学からもワープロ買ってもらうぐらいなら、パソコンにしろと言われていたこともあり、ダメ元でねだったのだが…。
あっさり買ってくれたのには拍子抜けしたものだ(笑)
家族に対しては、「必要と判断すれば」もしくは「ご褒美として適当と思えば」惜しみなく出してくれていた。
それ以外は結構却下されていた。

密かに貯めていた数々の預金口座がそのシビアな姿を裏付けている気がする。

ちなみに…。
父方の祖父から見えれば、私は初孫なのだが、祖父にとっての本当の初孫は私の弟。
私は「一応」孫。
扱いの差ぐらい子どものころから見抜いています。