先日、散歩していたところ、押し車を押した高齢の女性を見かけた。
その女性、数段の階段のある公園へ上ろうとしていた。
自分が先に上がって押し車を持ち上げようとしていた。
なかなか上手く持ち上がらない。
その様子を見守っていたが、見ているだけでヒヤヒヤ。
すぐに駆けよって
「手伝いますよ~」
と声を掛けて押し車に手を伸ばした。
私の声が聞こえないくらいに押し車に集中していたその女性、ビックリしたように
「え。え?」
と戸惑っていた。
さっさと押し車を持ち上げて公園入り口に押し車を置くと、
「助かりました~」
と言ってくれた。
聞けば、いつもやっていることらしい。
いつもはすんなり持ち上がるんだろうけど、この日に限って上手くいかなかったみたい。
その高齢の女性と別れた後、一緒にいた母に聞いたところ、ちょっと離れたところに住んでいる方だそうだ。
「え?じゃ、あの公園通り抜ける必要、どこにもないんじゃ…」
というのも、その公園をぐるりと回るように道路がある。
距離にして10~20メートルくらい?
正直なところ、押し車を苦労して持ち上げるくらいなら、少し余計に歩く方が体力的にも楽だと思うんだけどな。
「横着したらダメだよ」
と母が言っていたが、うん、それは思う。
たまたま我々がいたから手伝えたけど、誰もいなくて、上手く押し車が持ち上がらなくて転倒したら…。
怖い、怖すぎる。
お願いです。自分の年齢考えて、無茶はしないで下さい。