Chiakiの徒然日記

「くるみ割り人形」

何気なく、書店の棚を眺めていたら見つけた。
舞台設定を大きく変えた「くるみ割り人形」の公演。

舞台が孤児院、というだけでも興味をひかれた。

本家の「くるみ割り人形」とは違い、意地悪な人が出てくるのがどうかな?と思ったのだけど、
まぁ、現実世界ってこんなもんだよね、というのが率直な感想。
う~ん、何と言うか、「小公女」みたいな感じ?

ゲストの前では愛想良く振舞う孤児院の院長も、子どもたちの前では必要以上に厳しい。
世が世なら「虐待」とされても仕方がないような状態。
そんな中でも、子どもたちはかすかな希望を持って生きている。

本家と同じように、クララがお菓子の国へと旅立つ第二幕。
本家と違うのは、なかなか入れてもらえないこと(笑)
どさくさにまぎれて何とか潜入に成功するものの…という、笑えない個所もあるのだけど、全体的には楽しかった。
最後の最後に、クララが愛する少年と一緒に孤児院を抜け出して旅立つ…というのも凄くいい感じだった。

本家が楽しい物語なのだから、こちらもハッピーエンドで終わって欲しかったから、その点は良かった。

「子どもたち」と書いているけど、実際に演じているのはもちろん大人たち。
孤児院が舞台の第一幕はモノクロ調、お菓子の国が舞台の第二幕はどぎついピンク調、とあまりのギャップに驚いた。
大胆にストーリーを読み変えた、その発想に脱帽もの。
ダンサーたちがまた嬉々として踊っている様子が見ているこちらも楽しくなってしまう。

見たい作品は他にも沢山あるのだけど、厳選して他にも選んでみようかな…。

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