まだ引きずる「花火大会中止」

先月だったかな、突然「火の国祭り」での花火大会の中止が決まった。
最初は被災地への配慮かな、とも思ったのだが、どうも様子が違う。
花火大会終了後の雑踏で、安全確保が難しいから…というものだった。

兵庫県明石市で起きた花火大会事故のことが頭にあるのはすぐに分かった。
何か事故があれば、市の責任問題になるから、敢えて避けたのだろう。

だが、市民は全く納得していない。

実際に行ったことのある人の声も様々。
「怒号が飛び交って怖かった」という人もいれば、
「圧迫感はあったけど、押されるとかそんなことはなかった」という人もいる。

かつて江津湖（えずこ）で花火大会が行われていたときは、数年に一度ぐらい見に行っていた。
そこでの混雑も子どもの目には凄かったけど、市中心部に移ってからの混雑はさらに激しいらしい。

藤崎台野球場にこだわる理由って何なのだろう？
経済的な面だけ？
江津湖が花火大会の会場から外されたのは、経済的理由らしいが…。
（当時の市の幹部から聞いた＝「オフレコ」でね^^；）

今年の火の国祭りまではもう時間がないので、今年の花火大会中止は覆らないだろう。
だけど、来年以降は？
市では来年以降の中止も考えているらしい。
というか、もう決定事項？

市民からは猛反発が寄せられている。
みんなが同じ方向に移動するのが問題なのなら、同じ方向に返さないようにする、というのも1つの手じゃないかなぁ。
どの方面に帰るかで、臨時バスの発車場所を決めてしまえばいいんじゃないか？
交通センター発の定期バスはそのままにしておいて、熊本城発の臨時バスを出したら…？
そんなに簡単なことじゃないのは分かるけど、来年だったらまだ1年あるわけだし、検討してもいいんじゃないかな？
最初からムリ！と決めつけるのではなく、何とか出来ないかという方向で考えてみてもよさそうだけど…。

今年の花火大会が中止になったことで、8月15日に行われる川尻（かわしり）の精霊流し＆花火大会に人が殺到するのではないか、と
憂慮する声が先日新聞に載った。
もしそうなったら…。
市内中心部よりも大変なことになりますぜ。
何しろ、バスの便が減らしに減らされている地区ですからな～（私がかつて通った中学校区なのだ）。
今年の川尻の花火大会の様子は要注意！ってところかな。