以前、亡くなって数年経過する人の運転免許更新通知が届いて驚いた、という人の記事があった。
警察と行政で死亡に関する連携は取れていないので、遺族が自分で手続きして欲しいとのことだった。
そのときはふ~ん、と思っていた。
さて、20年前に他界した父の時はどうだったか。
思い返してみると…。
そうだ、免許の更新通知が来たときはまだ生きていた。
辛うじて自分でトイレに行くぐらいは出来ていた。
通知が届いて約10日で自力で起き上がることも立つことも出来なくなり、入院。
更新期限が切れる頃には、もう「あと何日生きられるか」というような状態になった。
つまり…。最後は免許失効。
失効して約20日後に父死去。
失効しているので、死亡後に更新のお知らせなんて届くわけもなく。
だから死去後に通知が届いて驚いた、という人のお話を聞いてびっくりした。
あれこれ制度を構築するのも必要かもしれないけど、運転免許なんて、一度無視すれば、失効してしまってその後は届かないのだから、
あまり目くじら立てる必要もないと思うのだが…。
亡くなり方にもよるのかな。
全くの余談だが、同じ年に母も免許更新があった。更新の時期も父と同時(誕生日が10日しか違わない)。
病院に付き添い、泊まり込んでいた母だったが、免許を失効されると病院側も困るので、
職員さん全員で協力して下さり、母は無事に更新することが出来た。
当時の母は事故を起こした関係で2時間の講習が必要だった。
だから病院とも何度も協議して更新に行く時間を捻出していた。
あの年の母の免許更新は本当に大変だったな~と感じている。