昨日は大学病院での経過観察。
廊下をはさんで向かい側の席に、2~3歳くらいの女の子とお母さんが座った。
女の子の機嫌があまりよろしくない。
仕方ないよね、病院なんていい思い出なんてないだろうし。
「おうちにかえる!」とぐずっている子を連れて、ジュースみたいなのを買ってきたお母さん。
女の子は嬉々としてそのジュースに口を付けるが、意外と酸っぱかったらしく、再びぐずり出し…。
再度「かえる!」と言い出してお母さんの胸に顔をうずめて泣き出してしまった。
奇声を上げるとかそんなことはなかったので、別にうるさいとか思わなかったけど、
気になる人は気になるだろうな、と感じた。
しばらくすると、泣き声が聞こえなくなったので顔を上げると、お母さんがスマホで動画らしきものを見せていた。
何かと批判される「子どもをスマホで黙らせる」手法だけど、個人的にはこういうのはアリだと思う。
病院の待合室で子どもの注意をスマホに引き付けて静かにさせる、というのは、
最後の手段として最適だと思う。
スマホを食い入るように見つめている、まだ涙が完全に乾ききっていない女の子を見ていると、微笑ましく感じた。
その後、その子が診察室に呼ばれ、お母さんがスマホをしまうと、また泣き出してしまった。
そして、診察室に入って先生の顔を見るや、火が付いたように泣き出した。
「何もしないよ~」
という先生の声までは聞こえた(まだ扉が完全に閉まっていなかった)。
本当に何もしないのかよ、と心の中でツッコミ。
結果的には本当に何もしなかったらしく(患部を観察した程度?)、意外と早く退室していった。
その時女の子はすでにニコニコ顔になっていた。
予約時間帯の違いなんだと思うが、私のほうがその子より先に到着していたのに、
その子が終わってさらに2人を診察室に見送ってからようやく呼ばれた。
CTの検査予約と採血を行って終わり。
さすがに、かつてのように「3時間まって3分診療」というようなことはなかったけど、
1時間以上待つのは疲れるねぇ。
ま、微笑ましいものも見せてもらえたし、そのあたりは良しとしよう。
次に行く時は採血とCTだけなのでそんなに待たされることはないはず。