今日から新紙幣発行。
デザイン、特に数字が安っぽいだの幼稚だの言われていたが、私はあれでいいと思っている。
さて、旧紙幣が使えなくなるなんて詐欺が横行しそうな予感がある。
実際、県警からも注意喚起のメールが届いた。
「未だに夏目漱石の千円札だって出回っているのに」
なんて思っていたら、身内にそういった詐欺に引っかかりそうな人がいた。
伯母。
「新紙幣が出たら、旧紙幣はどうしたらいいの?」
「旧紙幣しか持っていなかったら?」
そんなことをお友達との集まりの中で言っていたらしい。
ビックリしたのが母を含めたお友達4人。
「大丈夫!まだ使える!」
「これまでだってそうだったでしょう?」
「急いで変更する必要なんてない!」
必死で説明するものの、伯母は信じていないらしい。
これまでに何度かあった紙幣切り替えも覚えていないらしい。
思い込んだら、「そうだよ、ただの紙切れになって使えなくなるから気をつけないとね」という言葉以外受け付けないようだ。
怖いぞ、伯母!
若い人が夏目漱石の千円札を扱って「偽札かも!」と騒いだという笑い話を見ることがあるが、まさか伯母がそれに近いことを思い込んでいるとは…。
ま、実際新紙幣発行の日を迎えて、これまで通り旧札も使えるということが分かるだろう。
機器によっては旧札しか使えないというのもあるだろうし。
伯母の説得をした後、母たちは
「夏目漱石もまだ使える」
「聖徳太子も使える」
「100円札も使える、額面通りだけど」
なんて話をしながら笑い合っていたらしい。たぶん、伯母は「え、なんで?」状態だっただろうな。
さて、私が渋沢栄一の一万円札、津田梅子の五千円札、北里柴三郎の千円札を手にするのはいつだろう?
どれを最初に手にするのだろう?
自分の手にやってくるのを楽しみにしておこう。