投票所の段差、改善されず熊本県内のバリアフリー化、道半ば
今朝の新聞でこの記事を読んで、まだまだバリアフリーには程遠いんだなと感じた。
私の行く投票所は、近くの小学校体育館。
私が大学に入った頃に新設された学校なので、体育館入り口には階段だけでなく、スロープも付いている。
だから他の投票所がどうか、なんてことは考えたことがなかった。
簡易式のスロープもいいけど、自力で上れない勾配なら意味がない。
それにしても。
「(熊本地震の被災後)再建時にバリアフリー化について市の選管や県とは議論していない。
復興基金を受けるには被災前の状態に戻す必要があった 。」
って…。
「バリアフリー化しても基金自体は交付される 」という話もあるし、一体どうなっているのやら。
ちょっとお伺いを立ててみれば良かったのに、と思うなぁ。
10月の衆議院選挙で、行列が出来ていたと記事にしたが、あのとき、スロープを杖をつきながらヨロヨロと上ってきたお年寄りがいた。
最後尾の位置を見て仰天していたお年寄り。
やっと上ってきたのに、最後尾は階段の下。
さすがに「最後尾に行け!」なんて言えないし、転倒でもされたら寝覚めが悪い。
私はその時点でかなり進んでいたので、階段を上がりきった付近にいた人たちが、そのお年寄りを前に入れていた。
「いいよいいよ、危ないからここに入って」とやや大きめの声でお年寄りに告げていた。
さすがに文句を言う人は誰もいなかった。
私はその人のことは知らなかったが、もしかしたら顔見知りという人もいたかもしれない。
こういうちょっとした気遣いも必要になってくるんだろうな。
それはともかく、ハードの面のバリアフリーを進めていかないと…と思わせる記事だった。
すぐには無理でも数年後には、大幅に解消されていることを願う。