Chiakiの徒然日記

危ない!!

郊外の大型ショッピングセンターに買い物に出かけた。

買い物を終え、昼食を取ろうとエスカレーターを上っていたときのこと。

私より4段ほど上にいた60代ぐらいの女性が、しきりに下を覗き込むようにして、
「先行きよくよ!!」
と叫んでいた。
連れの皆さんは、なかなか気づかないのか、気づいていて無視しているのか、反応を示さない。
そのため、女性は躍起になって叫んでいた。

ドタドタ、と音がしたので、はっとすると、4段ほど上にいたはずの女性が後ろ向きに落ちてくるではないか。

「危ない!!」

左手で手すりを掴み、右腕には買い物の荷物をぶら下げたまま、その女性の腕を掴み、自分の方へ引っ張った。
女性も、右手で手すりを掴んで、必死に態勢を整えたので、大事には至らなかった。

咄嗟に相手の腕を掴んでいたが、もし、一緒に転げ落ちていたら…

あとでそれを想像してゾッとした。

「身体を乗り出していた自分が悪い」と女性は言っていた。
もちろん、いい年をして身を乗り出して家族に声を掛けていた女性にも非はあるだろう。
だが、その女性の声掛けに対して、何の反応も示さなかった家族にも問題があるのではないだろうか。
子ども夫婦と孫が一緒にいて、誰も気づかないなんてことは、十中八九あり得ない。
片手を上げて振るなり、「分かった」という合図を送っていれば、こんな「事故」は起こらなかったと思う。

もし、あの場に誰もいなかったら、女性は一番下まで転げていたのではないか。
もし、私も含めた誰かがその女性の真後ろに立っていたら、巻き込まれて一緒に転げていただろう。

小さな偶然が重なって、誰も怪我もせずに済んだのは奇跡かもしれない。

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