今日は父の四十九日法要だった。
入院中の母は、朝から病院まで迎えに行き、
ギリギリ時間も間に合い、出席してもらうことが出来た。
お坊さんに来て頂いて、供養や魂入れ等々をして頂いた。
兄も私も仏教のことについては、
これまでの人生で全く縁はなく、本で読む程度だ。
お供え物の向き?や所作は全く知らないで育ってきた。
なので、法要で仏壇にお供えする物は全て用意しているのだが、
お仏壇側から見て、お供えの仕方の方向が間違ってたらしく、
お坊さんが正しい向きに訂正して下さった。
余談だが、、、
今から30年以上前のこと。
母方の祖父が亡くなった時のお葬式で、
お坊さんがお経を読まれてらして、
その途中で
「廻し焼香をお願い致します!」と言われて、
トップバッターだった兄は、どうすれば言いか分からず、
正座していた兄が一体、何を思ったのか、、、
突然に立ち上がった。
(お兄ちゃん、何をするの?)と思いながら遠くから見ていると、、、
渡された御焼香を持って立ち上がり、
兄自らが座布団の上で、クルクルクルクル!と廻り始めたのだ。
その場にいた親戚達が、
「おい、○○(兄の名前)!何をしているんだ?早く座れ!」と。
すると、兄は真面目に、
「だってぇ、廻し焼香って言われたから、、、
僕が一番最初だから、どうすれば良いのか分かんないし」
「廻し焼香というのは、お前が廻るんじゃなくて、
その御焼香を皆に廻すんだよ。
早く座って、それをこっちに回せ!」
「あっ、そういうことなんだぁ」と、
再び、正座をし、御焼香を右の人へ、、と順番に廻っていった。
誰一人として、兄の行動を笑わなかったけど、
今から思えば、誰もが頭に浮かばない兄の発想に、
その場にいた皆は呆気に取られてたんじゃないかな?
祖父は、あり得ない程の大勢の方々がお葬式に来て下さってたので、
当時の失敗について、
兄はメチャ恥ずかしかった!と今も言っている。
まぁ、そんなこともあったっけな?
話を戻して、、、っと。
それから間もなくして、父へのお経が始まった。
大体、1時間弱かな?
その途中、母が兄&私に対して、注意をしてきた。
お経の途中なので、会話が出来ないから、
ジェスチャーで、、、
数珠の持ち方が違う!と伝えたかったみたいだ。
見ると、私も兄も同じ持ち方をしている。
すぐに持ち方を変えた。
どうやら読経の時、合唱の時で持ち方は異なるらしい。
本当に何にも知らない兄妹で恥ずかしい。
法要を終えた後、母は、
「貴方達に少しは教えておけば良かったわ。
ゴメンね」と。
ってか、母も仏教ではないのだが、
何処で学んだのだろう?
ロウソクと和蝋燭の違い&
法要などで何故、和蝋燭を使うのか?、
お坊さんが使われる座布団のこと、
何故、落雁をお供えするのか?等々。
不思議だけど何かとよく知っている。
その後、色んなお話をお坊さんから伺い、
へぇ~~っ!と感心するばかりで。
何故、お仏壇はこんな造りをしているのか?とか、、、。
無知なだけあってか?頭の中にそのまま入ってきて楽しかった。
今後は、禅宗のことも知識として学んでいこう!と思った。