今でも目に焼き付いて消えないことがあった。
通学していた経路は、
当時、住んでた自宅から4分ほど歩いて駅まで行き、
近鉄南大阪線~天王寺経由のJR環状線で、
学校がある最寄り駅まで、
毎日、1時間ほど掛けて通ってた。
その日も同様に学校帰り、
いつもの車両の2つ目のドアの入口で待ってたのだ。
私が乗る予定だった入口には
7人が待たれてらしたと記憶している。
時刻は、18時頃だっただろうか?
数分後に電車がホーム入ってきた。
その瞬間、、、、
私の横で一緒に電車を待たれてらした女性が突然、線路の方へと前進された。
運転士さんがクラクションを
「フォ~~~ン」と鳴らされて警告を出されている。
それでも歩みを止めず、飛び込まれた。
なんとも表現の難しい音が鳴り、ようやく電車が止まった。
女性が前進され始めてから電車の急停止まで、
時間にして5秒位だろうか?
皆が「あ~~っ!」と叫んでらして、、、
まだ学生の私は、あまりにも衝撃な出来事でもあって、
目の前で何が起こったのか?と、
驚き&怖さで、膝がガクガクしていた。
暫くして落ち着くと、
「どうやって帰ろうかな?」と思って、
近くの駅員さんに伺ってみたら、
「いつになるか分からない」との返答だった。
なので、公衆電話から自宅に電話して、
父にお迎えをお願いすることにした。
この日は、たまたま偶然に兄もお迎えを頼んでいたらしく、
父は私を車に乗せた後、その足で、
当時の兄の勤め先(バイト?)である、
大阪市内の某クリニックの近くで、
兄の仕事が終わるのを待って一緒に帰宅した。
翌日、駅員さんに訊ねたら、
飛び込まれた女性は亡くなられた!と伺った。
あの時、何故に、
真横にいた女性が線路に向かう所を制止することが出来なかったのか?
右腕を掴むとか、
女性の前に回って全身で止めるとか、、、
何か出来たはずだ!と、
今でも思い出すと本当に申し訳なく思ってしまう。
どんなに悔やんでも、
亡くなられた女性は戻ってこられないし、、、。
友達にも家族にも相談が出来ないこと、
誰にだって持ってるけど、
キャパオーバーして、あまりに辛い時は、
病院へ受診された方が良いと思う。