ホーリーの日々

いつまで経っても先輩

仕事は派遣なので、
何社かを掛け持ちしながら働かせて頂いているのだが、、、

その中の派遣先の会社で、
私と同じ派遣で来られてる男性(40代前半)で、
お会いする度、よく話をさせて頂いている。

この男性のお兄さま(50代前半)も医師をされていてる。
元々は、外科医とのこと。

余談だが、
親御さん医師開業医で、大昔から代々の家業らしい。

話を戻して、、、
といっても、お兄さまは現在、臨床医ではないようで、
指導医として、後輩の医師を病院へ派遣させたり、
また、技術面などの指導したり、、、
をなさってるようだ。

私の身内は臨床医ばかりなので、
そういう別の仕事も医師の仕事なのだとは知らず、
新鮮に話を伺えて非常に興味津々だ。

そのお兄さまのお話では、、、
自分達の時代とは違って、
ゆとり教育で育った世代を指導するのは難しい!とのこと。
後輩を病院へ派遣させた後、
派遣先の病院の医師達からのクレームが殺到しているようで、
そのストレスから体調を崩しているそうだ。
(勤務は続けられてるが)

縦社会横社会と考えているタイプが大勢いるらしいのだ。

先輩への言葉使い!もタメ口で話されるようで、
「何を教育してたんだ?指導が足りん!」と電話があったり、、、

先輩が仕事を始めていても、定刻まで待っていたり、、、

大事なカンファレンスしていても、
定刻になると「僕たち、もう時間なので帰ります」と一斉に席を立って、
本当に帰宅したり、、、

手術していても、定刻を守る若手医師もいるそうで、、、
引き継ぎ?交代とかも無く、勝手に帰宅したらしい。
理由を尋ねると、
先輩の助手だから、周りに迷惑が掛からないから。
との返答。

これまた電話が入り、
「責任感も何も備わってない!」
お兄さまが怒鳴られてしまったそうだ。

もちろん、お兄さまの時代は、
こんなクレームが少しでも入れば、
呼び出されて厳しく徹底指導されたらしいが、
今の時代、それをするとパワハラとして問題になってしまう。
結果、後輩の指導も難しくて上手く出来ず、
最近は、1人で苦しまれているようだ。

最初、耳を疑った。「これ、本当なの?」って。

私は、子供の頃から医師過酷というか、
3K?のように感じていた。
自分は犠牲にしても患者さん最優先だったように思う。
上記の話を伺った時、ショック&驚きが大きかった。

今、自由な若手医師がいる反面、
過酷な長時間労働をされられている若手医師も。

後者の労働時間の軽減においては、
医師の働き方改革って、ものすごく大事なことだけど。

前者の場合だと、
帰宅前には必ず伝達する!とか必要だと思う。
会議中に帰宅される場合は開始時間を早める!とか、、、

対応策も無いと、
今後の医療機関の安全が保たれなくなってしまう。

うーん、個人的に思うのは、
やっぱり先輩はいつまで経っても先輩だと思う。
その分、失敗を重ねて御苦労もされてるだろうし、
今日まで伊達に仕事を続けてないのだから。
先輩達と同じ仕事が出来るのか?となれば、
絶対に無理なことだろう。
そう考えたら、先輩には敬っておくべき!と思う。
教えてもらえることも沢山あるだろうし。

タメ口は良くないんじゃないの?って。

先輩を色々と悩ませるのは、、、
ちょっと可哀想だなぁ。
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