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Blues at Sunrise / Albert King
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一番好きで影響を受けたブルース・ギタリストです。
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♪規格外
左利き。右利き用のフライングVを弦を張替えずに(つまりは1弦が上)、オリジナルのチューニングを施す。
♪ワン・アンド・オンリー
偉大なるワン・パターン・フレーズ!!!
長いキャリアの間、ブルース好きなら誰でもわかるワン・パターンのフレーズをひたすら爪弾く。数多くのカヴァー曲を残しておられますが、このワン・パターン・フレーズと、あのスモーキー・ヴォイスで全て自分の曲にしちゃってますな。
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キャリアのピークにあたるSTAXレーベルでの作品のなかだけでも、多くの傑作がありますが、代表作として『Blues at Sunrise』を挙げさせていただきます。
6/1/73 Montreux Jazz Festivalでのライブ録音ですが、この時期がAlbertの絶頂期だと思います。STAXのスタジオ・ミュージシャンをバックにしたスタジオ録音モノも最高のクオリティーでよいのですが、このライブ録音モノはギターの音が尋常なく”ぶっとい”んですな。あの尋常なく握力ありそうな手で繰り出す”スクイーズ”と”フィンガー・ピッキング”のイメージにこの太さがピッタリきます。
収録曲は7曲と、今では少なく感じられますが、かっこよさナンバー1の『Don’t Burn Down the Bridge』や『I'll Play the Blues for You』をはじめ本作収録バージョンがベスト・テイクだと思われるナンバーが多いです。『Little Brother』や『For the Love of a Woman』など、心地よくスイングできるR&Bナンバーもグゥーッ。
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セットで『Blues at Sunset』も是非。大曲『Call it Stormy Monday』だけでも一聴の価値あり。