2004年7月27日 第一版発行
文 りぼん・ぷろじぇくと
絵 井上ヤスミチ
発行所 株式会社マガジンハウス
この絵本は子どもが読んでも戦争はどういうものかが
分りやすく書かれています。
でも、大人が読んでも読み応えのある絵本です。
「戦争のつくりかた」という題名ですが、
決して戦争賛成の本ではありません。
戦争が起きたら世の中はどうなるかがシンプルに書かれています。
憲法のこと、
自衛隊のこと、
軍隊のこと、
仕事のこと、
税金のこと、
政治のこと、
学校のこと、
マスコミのこと、
人々の心のこと、
命のこと、
国のこと、・・・・
最後の方のページに書かれている部分を抜粋。
―――――――――――――――――――――
人のいのちが世の中で一番たいせつだと、
今までおそわってきたのは間違いになりました。
一番たいせつなのは、「国」になったのです。
~(中略)~
そうなる前に、おとなたちに「たいへんだよ、
なんとかしようよ」と言ってください。
おとなは「いそがしい」とか言って、
こういうことはなかなか気づこうとしませんから。
わたしたちは、未来をつくりだすことができます。
戦争をしない方法を、えらびとることも。
―――――――――――――――――――――
2004年に発行された本が今この時期に本屋の平台に並んでいます。
それが意味することも考えなければならないのでしょうね。
最後には、絵本の本文と関連の深い法律の条文、答弁などの抜粋も
ついています。
戦争や憲法については難しい文献が多い中、
すごくシンプルにまとまっていますのでおすすめです。
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